JR東逗子駅からほど近い場所にある「fujico muffin」は、焼きたて&体に優しいおからマフィンを提供する小さなお店です。開店前から入口にはお客さんが並びます。
JR東逗子駅からほど近い場所にある「fujico muffin」は、焼きたて&体に優しいおからマフィンを提供する小さなお店です。開店前から入口にはお客さんが並びます。
主役のマフィンは、乳製品や卵、白砂糖を使わず、地元逗子にある豆腐店「とちぎや」から仕入れる新鮮で植物繊維たっぷりな生おからと有機豆乳を使用。粉やオイルまでとにかく素材にこだわるオーナーのフジコさんの想いが詰まった、体に優しいお菓子です。
「fujico muffin」の特徴は、地産地消を意識した素材へのこだわり。フジコさんは毎週三浦半島の農家に足を運び、旬の食材をチェック。厳選した素材を丁寧に扱いながら、マフィン作りは早朝5時からスタート。手間暇かけて常時8〜12種類が焼き上がります。
中でも一番人気は、シンプルで奥深い味わいが魅力のプレーン(370円)です。ほかにも定番のショコラ、コーヒー、抹茶、メープル、バナナなどに加え、旬の食材を使った「季節のマフィン」やお客様のリクエストに応じた「週替わりマフィン」も。どれも形がちょっぴり違い、手作りならでは風合いがあります。
テイクアウト専門です。ロゴ入りBOXに入れてもらえば立派な手土産にもなります。おしゃれな「fujico muffin」のロゴもすてきです。
オーナーのフジコさんは沖縄生まれ。幼い頃からのお母さんとのお菓子作りや料理の思い出も、今のマフィン作りの原点となっています。10歳を過ぎた頃に滋賀県へ移住。滋賀では保育士勤めをしながらマフィン作りを続けていました。仕事柄、乳や卵アレルギーの子どもを多く見てきたことも、素材にこだわるきっかけに。「愛情たっぷりのマフィンを、まずは子どもたちに食べさせたい」という気持ちを大切にしています。
「素材はすべて自分で仕入れ、自分で作る。作る人が変われば味も変わってしまうから」。この言葉にも、フジコさんのマフィンに込めた強い想いが表れています。2号店を作ることを勧められても、「今の店舗が自分にとってちょうどいい。いろいろなところへ旅をして、たくさんの刺激を受けながら、マフィン作りを続けていきたい。無理をせず愛情の届く範囲で続けていきたい」と話します。
海が好きで、滋賀から逗子まで来ていたというフジコさんは「いつかお店を出すなら逗子に」を心に、今の場所を選びました。お店も自らDIYでリノベーション。水曜日から土曜日のみ営業、売り切れ次第終了というスタイルも「fujico muffin」の魅力の一つ。
愛が詰まったマフィンとフジコさんの笑顔は、訪れる人々に心と体に優しい時間を提供し続けています。逗子を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
取材日 2025/04/17
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
fujico muffin
住所 神奈川県逗子市沼間1-18-6 フジコ荘1階
営業時間 12:00~売り切れ次第終了
定休日 月・火・日曜日
アクセス JR横須賀線東逗子駅から徒歩5分
URL https://fujico-muffin.com/
Writer赤羽アリス
各国旅好きフリーライター。主に旅、グルメ、スポーツ、人の素晴らしさを伝える文章を執筆しています。取材中の小さな気づきも温かく伝えて参ります。
RECOMMEND
RANKING