三浦半島初の本格シューティングレンジ「三浦シューティングレンジ ヒーローズ(以下、三浦SRH)」では、観光の合間に「エアソフトガンスポーツシューティング」を楽しめます。ここのオーナーであり、選手でもある中沢周二さんが競技射撃の魅力について教えてくれました。
三浦半島初の本格シューティングレンジ「三浦シューティングレンジ ヒーローズ(以下、三浦SRH)」では、観光の合間に「エアソフトガンスポーツシューティング」を楽しめます。ここのオーナーであり、選手でもある中沢周二さんが競技射撃の魅力について教えてくれました。
「エアソフトガンスポーツシューティング」は、エアソフトガンでBB弾を的に当てる射撃競技です。大きく分けて、タイムで競うスピードシューティング(早撃ち)と点数で競う精密射撃競技の2つのジャンルがあり、三浦SRHではどちらも練習できます。
競技射撃の魅力について、中沢さんは「命中精度が高いエアソフトガンだからこそ、自分の技量が試される点」と話します。
「今のエアソフトガンはどれも10m先の1円玉を狙えるほどの命中精度で、スポーツ用具として優秀な分、銃の種類は競技成績の良し悪しにほとんど影響を与えません。試合で試されるのは、あくまで競技者自身の集中力や技量です。的を撃つタイムや点数に明確に自分の実力が現れますが、練習するほど成長が見込めるスポーツでもあるので、知らないうちにのめりこんでしまいますよ(笑)」
中沢さんは膝の負傷をきっかけに、熱中していたキックボクシングや空手から競技射撃に転向したそうです。エアソフトガンの取り扱いを守れば年齢・性別・体力・体格関係なくできるスポーツなので、初めての方でも練習を重ねるうちに早撃ちのタイムや精密射撃の点数がどんどん良くなっていくのだとか。
金属製の的を正確に撃ち、室内に甲高い音を響かせていく中沢さん。三浦SRH設立のきっかけを教えてくれました。
「2019年に東京から地元の三浦に戻ったとき、近隣に練習場がないことに気付いたんです。BB弾は小さくても当たると怪我したり、物を壊したりするので、自宅でも外でも撃つのが難しい。それなら練習場を自分で作ってしまおうと」
始めると横須賀や横浜からも興味のある方やが訪れ、会員も徐々に増え、2024年には三浦SRH主催・三浦市の後援でエアースポーツガン(エアソフトガン)精密射撃の公式記録会「APSカップ」を開催したそうです。そして今後も、日本エアスポーツガン協会と三浦市の協力を得ながら、公式記録会やイベントを開催していきたいと話してくれました。
「三浦SRHのいちばんの目的はやっぱり、競技人口を増やすこと。“おもちゃの銃で的を狙う”というと簡単に聞こえますが、始めてみると競技の奥深さに気が付きます。願わくば、三浦SRHが長く続けられる趣味の提供の場となれば良いなと思っています」
取材日 2025/5/16
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
三浦シューティングレンジヒーローズ
住所 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3257‐7サンライズビル302
電話番号 070-1597-2021(ビジター利用時は前日までに予約必須)
営業時間などの情報
ビジター 10:00~14:00(最終入店13:00)
月間会員 定休日、休業日に関係なく利用可能。
(※先のご予約やイベント開催などの都合上、ご利用が出来ない場合もございます)
定休日 ー
アクセス 京浜急行「三浦海岸」徒歩2分
URL https://sites.google.com/view/miura-shooting-range-heroes/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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