【三崎】miura pizza paradiso植田さん特製の今ある「うまい」をのせる季節ピザ

Release2025.06.20

Update2025.06.20

【三崎】miura pizza paradiso植田さん特製の今ある「うまい」をのせる季節ピザ

Release2025.06.20

Update2025.06.20

新鮮・安全な野菜をのせた本格ピザ

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三崎の住宅街にある「miura pizza maradiso」のモットーは「体に良いものを美味しく」、そして「週一でピザを食べられる店」。薪窯で焼くナポリピザには近隣農家から届く無農薬野菜や、店主の植田心さんが丹精込めて栽培した野菜が盛り付けられています。

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今ある「うまい」をのせる季節のピザ

春の旬がふんだんに乗った「ほたるいかの菜の花ピザ」は、4~5月に人気のピザです。トマトソースの上には富山県産のほたるいか、マルイシファームの菜の花、チーズ、そしてオレガノがのっています。

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薪を入れた窯は500℃まで上がるので、ピザ生地は一気に焼き上がり、外側はカリッと中はジューシーな味わいに。朝一で収穫した菜の花は苦みがなく、ほたるいかの食感や旨みと相まって口の中に春が広がります。

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ピザの具材はその時季に採れるもの、はたまた“いただき”もので決まります。

「取引先の農家さんが出荷できない規格外の野菜を譲ってくれたり、ご近所の漁師さんが鯛を一尾持ってきたり……。東京から引っ越してきて何年も経ちますが、三崎の地域のつながりには驚かされます。特に店をやっていると、互いに紹介し合って人と人とのつながりが自然と濃くなっていきますね」

店を健やかに続けるには「自然体」がいちばん

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窯用の薪はご近所の材木屋さんに譲ってもらうほか、山梨県の障害者支援の作業所で生産された薪を購入しています。植田さんの社会貢献への関心の高さを伺えますが、大切にしているのは「今あるものを使うこと」だと話します。

「お客さま用のフォークも形が揃ってなくてもいい。トマトが高ければたまねぎを、しらすが獲れなければ海老を使えばいい。食材をぜんぶ使い切ったら、昼で店を閉めてもいいと思います」

植田さんがそんな考えに至ったきっかけは、18歳のときバックパッカーで訪れたネパールでした。物が少なく、今あるものを有効利用するネパールと、サービスのために余計に物を消費する日本とのギャップに驚いたそうです。

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「店側が良いサービスを提供するために無理をすると価格も高騰するし、みんながハッピーにピザを食べられなくなる。本末転倒ですよね。だから今あるものを、ある分だけ使えばいい」

植田さんがピザにもお客さまにも自然体のまま向き合っているからこそ、この居心地の良い「miura pizza paradiso」が生まれたのでしょう。

「だから今度の土曜も子どものサッカーがあるから、仕込みは後回し!」と植田さんの清々しい笑い声が店内に響きました。

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取材日 2025/3/27

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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材木屋のご主人が管理する山で地滑りがあり、倒れそうになっている木を伐採。それを薪に譲ってもらったのがきっかけで、ご縁がつむがれました。

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ナポリピザの協会が定める生地の量は180gですが、「うちは年配の方でも食べ切れるように150gに調整しています」とのこと。

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お店は奥さまと二人三脚。「俺が好き勝手やる分、(奥さまが)調整してくれるから助かってる」のだとか。

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取材中も、通りすがりのご近所の方が予約のご相談を。

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友人がつくってくれたペーパーアイテム。植田さんのお気に入りです。

Writer小林有希

東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。

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