【横須賀】「Bagel cafe nico.」店主清水尚子さんがつくるベーグル×三浦野菜

Release2025.01.24

Update2025.01.31

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【横須賀】「Bagel cafe nico.」 店主清水尚子さんがつくるベーグル×三浦野菜

Release2025.01.24

Update2025.01.31

店主自ら焼き上げる、個性豊かなオリジナルベーグルたち

横須賀中央駅から坂を少し上がった場所に店を構える「Bagel cafe nico.」。店主の清水尚子さんが約12種類のベーグルを毎日約160個焼き上げています。

なかでも注目は、地元の食材を使ったアイテム。例えば、「チョコミント」(手前・210円)は、三浦・高梨農場さんから仕入れたフレッシュなミントの葉を練り込んだ一品。「チョコミントファンの方が『チョコミントがあると聞いて来ました』と訪ねてくれることも」と微笑みます。

「ハラペーニョ」(奥右・180円)も、「チョコミント」と同じく高梨農場さんの食材を使用。スパイシーな香りで、甘いものが苦手な方にもおすすめです。

ほかにも三浦産みかんを生地に練り込んだ「みかん」(奥左・210円)は、爽やかな味わいで大人も子どもも楽しめる一品。アクセントにドライみかんも加えています。

どんな野菜もベーグルに。広がり続けるアイデア

三浦・高梨農場さんの野菜を使ったベーグルは、「チョコミント」や「ハラペーニョ」だけではありません。

「野菜を使って作りたいなって思うと、アイデアがどんどん広がるんです」と清水さん。例えば、キャベツをペースト状にして練り込んだベーグルにコロッケを挟んだり、ピーマンを刻んで生地に混ぜ込み、焼き牛肉を合わせたり。

「プレーンのベーグルよりも、野菜の風味が効いたベーグルに具材を合わせた方がおいしいんじゃないかって。そんな風に考えながら作るのが楽しいんです」と目を輝かせていました。

食べればニコニコの笑顔になれるお店

清水さんがベーグル作りを始めたのは、2001年頃。妹さんがアメリカに住んでいて甥っ子が生まれる時、母親と一緒にニューヨークのベーグル屋さんを訪れたことから始まりました。その後、東日本大震災をきっかけに「やりたいことは今やろう」と決意し、2011年10月、現在の店をオープンさせたのです。

店名の「nico.」は、甥や姪がベーグルを食べる時の笑顔から。「ベーグルを食べるとすごくニコニコしてくれて。その笑顔からお店の名前を付けたんです」。ニコニコになるのは子どもたちだけではありません。訪れるたびに新鮮な驚きと味わいで、大人もニコニコになれるお店です。

取材日 2024/12/04

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

アンティークなショーケースに並べられたベーグルやマフィン。

カフェスペースも併設。蔵書はすべて清水さんのコレクション。本を読みながら、静かなひとときを過ごせます。

取材中もひっきりなしにお客さんが来店。みなさん、ニコニコで購入されていました。

Writerミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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