葉山の森戸エリアにある、絵本の中から出てきたような可愛らしいおうち。
葉山の森戸エリアにある、絵本の中から出てきたような可愛らしいおうち。
この建物の一角に「スペインバル哲」があります。
店内は二人掛けのカウンター席と四人掛けのテーブル席が2つのみ。ご近所の常連さんでいつも賑わっています。
ピメントデルピキージョ タラのブランダード詰め(990円)。スペイン産の赤パプリカに、タラとじゃがいもをミルクで煮込んでペースト状にしたものを詰めた一品。
初めて食べるのにどこかほっこり懐かしさを感じる味わいでした。
メインはガリシア栗豚のグリル ロメスコソース 三浦野菜添え(2,198円)。
三浦野菜はスペイン料理と合うのだと店主は言います。
そしてお待ちかねのイカスミのパエリア(3,520円)。濃厚なイカスミとシーフードの出汁の旨みが存分に味わえ、あっという間にたいらげてしまいました。
オーナーシェフの山方哲也さんは、2023年にこのお店をオープンさせました。
サーブをしてくださるのは素敵な笑顔の奥様・明子さん。とても絵になるご夫婦です。
「元々は都内での開業を検討していたのですが、たまたま葉山に遊びにくる機会があり、せっかくなのでノリで葉山でも物件を見てみることにしたんです。そこで1軒目でこの物件と出会いそのまま決めてしまいました。これはなんだか葉山に呼ばれたなと感じましたね。」
葉山でスペインバル哲の開店を機に、以前と変わったことが多くあると言います。
「まず、食材の仕入れ方がガラッと変わりました。近くの漁師さんや農家さんとも繋がるようになり、なるべく地産地消を心がけています。スペイン料理は食材の味を活かすシンプルな料理が多いので、三浦半島の食材はとても合うんです。」
また、生ハムやアンチョビなどこれまで仕入れていた食材を1から手作りするようにもなったのだそう。
「葉山はお客様が皆あたたかいです。海外通の方が多いので度々スペイン話に花が咲いたり、お客様から学ぶこともたくさんあります。お酒好きで楽しそうに食べて飲んでくださる方が多いので、これからもそんな近所の方からずっと愛される店でありたいですね。」
お酒好きな私もついつい取材中にワインが進み、店主との会話も弾んでしまいました。
行ったことのないスペインに想いを馳せながら、また何度でも行きたくなるお店でした。
取材日 2025/07/31
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
スペインバル哲
住所 神奈川県三浦郡葉山町堀内779-2 パサージュ葉山
TEL 046-801-2271
営業時間 平日16:00-22:00 土日祝12:00-22:00
休日 毎週月曜日
アクセス 京急バス「風早橋」徒歩4分
URL http://instagram.com/spainbartetsu
Writer大森英美
フリーアナウンサー。東京都港区出身。海のある生活に憧れて2017年に都心から葉山へ移住。自身のinstagramで葉山移住ライフを発信するインフルエンサー。趣味は釣り、山歩き、グルメとお酒。
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