もっちりとした弾力に、ほろりとほどけるじゃがいもの甘み。濃厚な生クリームとバターのコクに、レモン果汁の爽やかな酸味と香りが重なり、口いっぱいに広がります。
「自家製ニョッキのレモンクリームソース(1800円税込)」。クリーミーなのに驚くほど軽やかで、気づけば最後の一口になっている人気の一皿です。
もっちりとした弾力に、ほろりとほどけるじゃがいもの甘み。濃厚な生クリームとバターのコクに、レモン果汁の爽やかな酸味と香りが重なり、口いっぱいに広がります。
「自家製ニョッキのレモンクリームソース(1800円税込)」。クリーミーなのに驚くほど軽やかで、気づけば最後の一口になっている人気の一皿です。
「グリコノコ」の店主・山崎博之さんは、イタリアンなどで経験を積んだのち、都内でワインバーを営み、ソムリエとして活躍してきた経歴の持ち主。ある日、バーに訪れた外国人客からチーズ作りを学んだことがきっかけで、現在では自ら茅ヶ崎の牧場に通い、生乳を仕入れて自家製チーズを作るようになりました。
さらに逗子の環境に魅了され、都内から移住。庭で菜園を始め、ピザ窯を自作しました。地元の造園業に携わるなかで薪の生産や土づくりを学び、やがて畑を持つまでに。そして2025年1月、京急「逗子・葉山駅」近くの築80年以上の元お茶屋をリノベーションし、自ら設計した薪窯で生地の美味しさが評判のピッツァを提供する、地元で人気のレストランを開きました。
その行動力の根底には「飲食に関わるものは、なんでもやってみたい」という博之さんの探究心が息づいています。
この人気ニョッキを手掛けるのは、博之さんの高校時代の友人で、都内でイタリアンレストランを営むシェフ。「ワインとともに楽しめるメニューを提供したい」という想いに共鳴し、定期的に逗子を訪れて店内で一つひとつ手作りしています。
じゃがいもは粘りが出ないよう丁寧に裏漉しし、素材ごとの水分を見極めて粉を加えるなど、熟練の技で生地を仕上げます。博之さんは「シンプルだからこそ奥深い」と語ります。
さらにソースはシェフ直伝のレシピ。生クリームとチーズの濃厚さに、レモンとバジルが爽やかさを添え、ニョッキの甘みと絶妙に調和します。都内の本格イタリアンの味わいを逗子で気軽に楽しめるのも魅力です。
この時期に使用するじゃがいもやニンニク、香り豊かなバジルなどは、博之さんが家族と畑で育てたもの。土からこだわることで、素材の力がしっかり生きています。
ソースがニョッキにしっかりと絡み、一口ごとに広がる奥深い味わいに思わず笑みがこぼれます。
クリームのコクにレモンとバジルの爽やかさが重なり、食後も軽やかな余韻が続く「ニョッキのレモンクリームソース」。ランチにはもちろん、ワインと楽しむ夜のひとときにもおすすめです。
朗らかな山崎さんの人柄が、その味わいをいっそう豊かにしています。
取材日 2025/08/25
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

グリコノコ
住所 神奈川県逗子市逗子6-2-6
電話番号 046-876-6187
定休日 水曜(インスタ確認)
営業時間 月火木金 17:00〜22:30/土日祝 11:30〜14:30 17:00〜22:30
アクセス 京浜急行「逗子葉山駅」から徒歩3分
Instagram https://www.instagram.com/gliconoco.zushi/

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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