【三浦】魚を買ったらすぐ調理!三崎の獲れたてを楽しめる「まるいち食堂」

Release2025.01.23

Update2025.01.31

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【三浦】魚を買ったらすぐ調理! 三崎の獲れたてを楽しめる「まるいち食堂」

Release2025.01.23

Update2025.01.31

地元の人に愛される老舗鮮魚店

三崎漁港のすぐ近くにある「まるいち食堂」。三崎で70年続く老舗のお魚屋さんです。

お店を目指して歩いていると、「ここがまるいち食堂……あれ? 隣にも?」と建物が並んでいてびっくり。想像よりもずっと大きいのです。

「魚屋に食堂を増築していくうちに、大きくなっていっちゃってね。でも中はそんなに広くないんだよ!」と言いながら豪快に笑うのは店主の松本 英(まつもとすぐる)さん。笑顔がとてもキュートな方です。

魚屋を覗いて見ると、初めて聞くような名前の魚もちらほら。

夕方に近い時間帯でしたが、絶え間なくお客さんが訪れ、魚のラインナップを覗いていく姿も見られました。

その場で調理してもらえる体験は唯一無二!

初めて見る魚について聞くと、丁寧に説明もしていただけます。

気になった「だつ」について聞いてみると、「白身魚でさっぱりした味わいでおいしいよ! 刺身でも焼き魚でもいけるよ」とのこと。

まるいち食堂では、魚屋で買った魚をそのまま捌いて食堂でいただくことができます。

今回はこの「だつ」を調理していただくことに。初めて見る魚だと食べ方が分からないもの。だからこそ、その場で料理していただけるのはうれしいものです。

料金はお魚代+調理代でOK。魚の値段は日によって変わりますが、この日は2,200円(税込)でした。

ダツは骨が身の外側にあるので、刺身として食べるときは身を削いでネギトロ状態にするのが良いとのこと。ふわっとした上品な脂の風味が特徴です。

そして半身は焼き魚に! シンプルだけど脂が乗っていて白米が進みそうな味わいです。

知らない魚のことも楽しめる

まるいちができて70年。「俺が今、85歳だから……」と冗談を飛ばす松本さん(49歳)は現在3代目。おじいさんの代からスタートしています。

季節によって獲れる魚も変わってくるので、当然、店頭の風景も少しずつ変わってきます。

毎日、多くの種類の魚が並んでいますが、「その日によってどういった魚が並ぶか分からないからね。でも種類を揃えないとおもしろくないよね」とお客様を喜ばせる心も忘れていません。

お魚のことを尋ねるととても楽しそうに教えてくれる松本さん。お話を通じて、三崎港の様子を共有してもらっているのかもしれません。

取材日 2024/11/25

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

イキの良さそうなめあじ。

珍しい魚と出会えることも。

日によって変わる地魚の三点盛りは食堂メニュー。この日はにべ、石鯛、かんぱちでした。

Writerふくだりょうこ

大阪府出身、神奈川県の盆地住まいのライター。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。読書とカメラ、うさぎが好き。

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