【横須賀】海の恵みと酒の余韻を味わう。地元で愛される海鮮創作料理「旬介」

Release2025.12.03

Update2025.12.03

【横須賀】海の恵みと酒の余韻を味わう。地元で愛される海鮮創作料理「旬介」

Release2025.12.03

Update2025.12.03

横須賀中央駅からほど近い地下に佇む「旬介」は、旬の魚を生かした刺身と、選び抜かれた日本酒を愉しめる海鮮創作料理の名店。

一皿、一献に込められた真心が、訪れる人の心を静かに満たしていきます。

地元の海の恵み 刺身盛り合わせ 2,980円

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運ばれてきた刺身盛り合わせを目にした瞬間、その美しさに思わず息を呑みます。

艶やかに輝くインドマグロのトロは口の中でふわりと、とろけていきます。鴨居産のカサゴは、抜群の鮮度でなければ提供できない一品です。

そのプリッとした食感と甘みは、一度味わえば記憶に残るほど。

地ダコは驚くほど柔らかく、サザエはコリコリと心地よい歯ざわり。

「こんなにも甘いのか」と思わず感嘆の声が漏れます。

旬介の刺身は、まさに海そのものの滋味を映し出しています。

甘めの醤油が、心に残る余韻を添える

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この刺身をさらに印象的なものにしているのが、少し甘めに調えた特製醤油。

加賀の伝統的な甘口醤油に旨味を丁寧に重ねた“うまくちしょうゆ”です。

魚の繊細な甘みを包み込むように寄り添い、まるで“優しい海風”のような余韻を残します。

「刺身を引き立てるには、少し甘みがあるほうが良いです」と店主 木村さんは教えてくれます。

その一言に、長年の経験と素材への深い敬意が滲みます。

料理に寄り添う、至福の一杯

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料理の感動をさらに高めてくれるのが、厳選された日本酒。

常時20〜22種類を揃え、特に「十四代」(2,980円)は店の誇りのひとつです。

すっきりとした酸味のある酒から、米の旨味が豊かに広がる一本まで、その日の料理と気分に寄り添うよう、繊細に選び抜かれています。

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価格帯も上中下の幅を持たせており、その日の気分や懐具合に合わせて選べるのも嬉しい配慮です。

限定的なプレミアム酒、季節ごとのおすすめ、そしてコストパフォーマンスが良く美味しい酒など、どれもが“旬介の味”を際立たせる存在です。

グラスを傾け、極上の刺身を口に運ぶひととき。その静かな幸福は、まさに言葉を超えた至福です。

県外からも食通と日本酒好きが集う名店

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横須賀中央駅から徒歩3分。

海鮮創作料理居酒屋「旬介」は、創業12年を迎え、県外からも多くの食通が訪れる人気店です。

店主・木村俊治さんと料理長・益田秀明さんの二人が生み出す料理には、素材への敬意と職人の技、そして地元への想いが込められています。

料理人生33年、夢への軌跡

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木村さんが料理の道を志したのは、小学生のころ。

釣り好きだった父が台所で魚をさばく姿に憧れ、「いつか自分の店を持ちたい」と夢を描いたといいます。

20歳で料理の世界へ。

加賀料理の修行のあと、経営を学び、夢はようやく形になりました。

店名「旬介」には、父への深い想いが込められています。

“旬”は食材の旬であり、木村さん自身の名前にもある一文字。

“介”には「陰で息子を支える父」の姿が重ねられています。

「いつもここで見守っている」――そんな父の声が、今も静かに響いているようです。

信頼で結ばれた、仕入れ先との絆

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旬介に並ぶ食材と酒は、どれも容易に手に入らない逸品ばかり。

それは、「良いものを届けたい」という人と人の想いが織りなす結晶です。

「新鮮な刺身は、鴨居の漁師さんが直接持ってきてくれます。

カサゴ、地ダコ、サザエ、伊勢エビ――船上で血抜きや神経締めをして、最高の状態で届けてくださる。漁師さんのおかげです」と木村さんは笑顔で言います。

また、旬介では規格外の魚や、少し傷のある野菜も積極的に買い取ります。

“助け合う”という優しい循環が、地域の食を支えているのです。

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日本酒の仕入れも、長年かけて築かれた信頼の証。

老舗酒屋との関係が、旬介に希少な銘酒を運び続けています。酒を注ぐ音に、互いを想う温かな信頼が宿ります。

料理の腕も、経営の手腕も確かなものを持ちながら、木村さんは常に“人への感謝”を忘れません。

その根底には、父から受け継いだ教えがあります。

「目先の利益ばかり追うんじゃない。損してもいいからお客様を喜ばせなさい。お金は後からついてくる」

その言葉を胸に、木村さんは“信用”と“信頼”を何よりも大切にしてきました。

どんなときも謙虚な姿勢を崩さず、真摯に人と向き合う――

その姿勢が、良き縁を育んできたのです。

これからも進化を止めずに

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2025年春、新たに料理長・益田さんを迎え、「旬介」はさらに進化しました。

洋食の技術を取り入れた新メニューが並び、ワインとのペアリングも提案。

和と洋が響き合う一皿に、旬介らしい温もりと洗練が同居します。

「いつかは路面店に出たい」

そんな木村さんの夢も、少しずつ形になりつつあります。

魚、酒、人、そして想い。

旬介は、ただ“美味しい店”ではありません。

そこには、人を想い、地元を愛する料理人の人生そのものが静かに息づいています。

取材日 2025/9/10

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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店内にはカウンター席、テーブル席、小上がりがあります。ゆっくりと落ち着けます。

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エビの旨みたっぷりのアメリケーノソース(2,079円)は芸術的な盛り付けと、想像以上の旨みに感動。

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ワインの種類も増やしています。洋食はもちろん和食にもよく合います。

Writerうみのとなり

ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の美しい自然・歴史・地域のあたたかさと魅力を伝えたい!Yahoo!ニュースライター 500件以上取材実績あり。地域クリエイター月間MVA2024年11月、7月、2023年7月連続受賞。

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