スプーンを入れた瞬間、キャラメリゼの“パリッ”と弾ける音とともに、焼き芋のしっとりと艶やかな黄金色の断面が姿を見せます。
スプーンを入れた瞬間、キャラメリゼの“パリッ”と弾ける音とともに、焼き芋のしっとりと艶やかな黄金色の断面が姿を見せます。
温かい焼き芋の柔らかな甘みが、添えられた冷たいバニラアイスと溶け合い、口の中でとろけるような温度と食感のコントラストを生み出します。“マゼラン湘南佐島 Book cafe”の「焼き芋のブリュレ(660円税込)」は、そんな“温と冷”の絶妙なバランスで人気を集めるスイーツです。
「マゼラン湘南佐島 Book cafe」は、佐島の海や富士山を望む健康型有料老人ホーム内にありながら、利用者の九割が一般客という、ランチやカフェタイムを楽しめる人気スポット。
優しい光が差し込む店内には、スタッフが季節に合わせて選んだ本が並び、2カ月ごとにテーマを変えて入れ替えられます。本の紹介カードはスタッフが一つひとつ手作りし、来店者が感想を書き添えたカードも掲示。ページをめくる音をきっかけに自然と会話が生まれたり、スタッフと本の話題で盛り上がったり。本を通じて人がつながる体験が、このカフェの大きな魅力です。
「焼き芋のブリュレ」は、チーフの石川啓美さんを中心に、栄養士や飲食経験者のスタッフ全員が“自分たちが本当に食べたいもの”を軸に開発したメニュー。旬のさつまいも「紅はるか」を使用し、ねっとり濃厚な甘みを最大限に引き出しています。
半分にカットした焼き芋の上には、フランス産ブラウンシュガー「ラ・ペルーシュ カソナード」をまぶして香ばしくブリュレ。ハチミツやキャラメルを思わせる豊かな香りが広がり、焼き芋の甘さに奥行きを生みます。
「皮ごと焼いて提供するのは、香ばしさに加え、ポリフェノールや食物繊維、ビタミンCなどの栄養を丸ごと楽しんでほしいから」と石川さん。美味しさの中にも“健康であり続ける”という施設の理念を大切にする姿勢が、その言葉から静かに伝わります。
バニラアイスやホイップクリーム、ラズベリーの酸味が加わることで、懐かしさと贅沢さが同居する味わいに。控えめなサイズ感で、ランチ後にも軽やかに楽しめます。丁寧に淹れた中深煎りの「ホットコーヒー(440円税込)」のまろやかな苦味がブリュレの香ばしさと調和し、すっきりと心地よい余韻を残します。
定番の人気メニュー「マゼノワール(770円税込)」は、厚みのあるふんわりホットケーキに、バニラアイスとホイップクリームを高く重ねた華やかな一皿。メイプルシロップをかけると風味と甘みが一段と深まり、思わず笑みがこぼれる味わいです。
ホットケーキの素朴な温かさ、アイスのひんやりとした口溶け、ホイップのミルキーな甘さが重なり、口の中でリッチに溶け合います。深煎り「アイスコーヒー(440円税込)」との組み合わせは甘さを引き締め、大人の余韻を残すスイーツタイムに。
石川さんたちの手で一つひとつ丁寧に仕上げられるスイーツは、どれもやさしさに包まれた味わい。
海を望む絶景とともに、季節の甘みをゆったりと楽しむひととき——。
「マゼラン湘南佐島 Book cafe」で過ごす時間は、心まで温めてくれる“小さなご褒美”です。
取材日 2025/11/05
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

マゼラン湘南佐島 Book cafe
住所 神奈川県横須賀市佐島1丁目14-1
電話番号 046-855-3071
定休日 なし
営業時間 10:00-17:30 (L.o.17:00)
アクセス 京急「逗子・葉山駅」よりバス約40分「佐島一丁目」バス停下車、徒歩5分
URL https://www.instagram.com/sajima.mazeran/

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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