三崎の住宅街の一角、扉に「営業中」の札が下げてある一軒家があります。この1階で定食屋「うーぼん家」を営むのは、青木達哉さんと香織さんご夫婦です。
8種類もの副菜とメインをワンプレートで提供する「日替わり定食」は地元の人々、特に忙しいお母さんたちに大人気。どうやら、お母さんたちが毎日メニューをチェックしたくなるようなおかずがのっているそうです。
三崎の住宅街の一角、扉に「営業中」の札が下げてある一軒家があります。この1階で定食屋「うーぼん家」を営むのは、青木達哉さんと香織さんご夫婦です。
8種類もの副菜とメインをワンプレートで提供する「日替わり定食」は地元の人々、特に忙しいお母さんたちに大人気。どうやら、お母さんたちが毎日メニューをチェックしたくなるようなおかずがのっているそうです。
「日替わり定食」のメインはAの肉、Bの魚(いずれも1,450円・税込)から選ぶことができます。大皿のうえに溢れんばかりにののっているおかずは色とりどりで、食欲がそそられます!
プレートには、ごはん・お味噌汁・飲み物がセットでつきます。取材日のA・豚肉の卵炒めはたまねぎや小松菜など野菜もたっぷり入っていて、口の中に旨みがじんわりと広がるような優しいまろやかな味わいです。香織さんの話によると「一般家庭にある調味料を使った、お母さんの味わい」を目指しているそうです。
「おかずは主人が毎朝とるお出汁をベースにつくっています。忙しいお母さんがうーぼん家のインスタを見て『今日の夕飯はこれつくろうかな』ってヒントにできるような……お店でもよく作り方や調味料を聞かれるので、包み隠さずお伝えしています」(香織さん)
元々はメインにサラダや卵焼きが付属した定食だったそうですが、「これでお腹が満たされるのか?」と疑問を抱き、だんだんとバイキングのように色んな味わいを楽しんでもらえるように、副菜の種類を増やしていったそうです。
「2~3品のおかずであれば家でも作れそうですよね。だからこそお客さまが“うーぼん家で食べたい”ってなるには、家ではできない品数を出すのが良いかなと考えました。夏は野菜が元気になる時期で、見ていると楽しくなってついつい買いすぎてしまうので、“最低”8種類を心がけています」(達哉さん)
副菜に使う野菜がどれひとつ重複していない点も、拍手ものです。地元農家さんから仕入れた旬の野菜には、摘果メロンや丸ズッキーニなど珍しい野菜も含まれているので口に入れる前にワクワク感が募ります。
「旬の野菜は、そのときしか味わえないおいしさと栄養をもっています。でも家だとついついお決まりの調理法になってしまうし、珍しい野菜だとそもそも調理方法がわかりません。だから私たちは直接生産者さんから教えてもらったベストな調理方法を、お店を通じてお客さまにお伝えしているんです」(香織さん)
家でも再現できる調理方法で、旬の野菜を提供したら「地産地消の視点が変わって、お客さんにもっと三浦の野菜を楽しんでもらえるかなと思っています」と香織さんは語っていました。
取材日 2025/5/16
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
うーぼん家
住所 神奈川県三浦市三崎町諸磯967-5
電話番号 080-6057-9055
営業時間などの情報 11:30〜14:30 / 17:30〜20:00(月・火・金・土・日)11:30〜14:30 (水曜はランチのみ営業)
定休日 第1・3水曜日、毎週木曜日
アクセス 京浜急行バス「栄町」徒歩2分
URL https://www.instagram.com/ubonti2023/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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