にぎやかな商店街を1本曲がり、細い路地を進んでいくと目に止まる淡いピンクのかわいい看板。2階へと階段を上がっていくと、扉の向こうに素敵なアイテムに溢れた空間が現れます。
にぎやかな商店街を1本曲がり、細い路地を進んでいくと目に止まる淡いピンクのかわいい看板。2階へと階段を上がっていくと、扉の向こうに素敵なアイテムに溢れた空間が現れます。
ラウンドテーブルにはお皿や花器が飾られ、アンティークのキャビネットにはアクセサリーや香りのアイテムが。ハンガーラックに並ぶ色とりどりの洋服もキュートで、センスのいい友人のお部屋を訪れたような気分に。
ここ「zuhka(ズーカ)」は店主の山本さんの“好き”を集めた雑貨店。器、アパレル、インテリア雑貨など逗子近郊でモノづくりをする作家の手仕事アイテムが集結しています。
以前は都内でテレビの番組制作やライターをしていたという山本さん。このお店を始めたのはこんなきっかけでした。
「テレビの仕事で忙しくしていた頃は、『こうなりたい』というより『こうでなければ』という思考で毎日働いていました。そんな時、鎌倉にある『ベルーリア』というお店でとてもいい買い物体験をしたんです。それをきっかけに、私が感じたような体験が与えられるような場所に関われる仕事がしたいと思うように。自分の気持ちに沿って、自分が純粋に好きなものに触れていられる仕事を形にしたらこうなりました」
もともと手仕事のモノが好きだったという山本さんですが、8年前に逗子に移住してきてから逗子にたくさんの作家さんたちがいることを知り、作品に魅了されたそう。
「逗子にいる作家さんの作品には、“湘南”というイメージとはまた少し違った温かみを感じます。ほっこりしているけど繊細。逗子ってほどよく田舎で、でも都会にも出やすくて、そんな土地柄にも似た雰囲気があるかもしれません」
そんな山本さんが思う“逗子らしさ”を感じるアイテムは、どれも穏やかな中にさりげなくこだわりを込めた、作り手の温かみと個性を持ったものばかり。例えば、「zuhka」のオープン初期から取り扱う陶芸家・青柳あづみさんの作品もその一つ。
ゆるやかでいびつで愛おしさを感じる色・カタチ。部屋に置くだけで空間が表情豊かになる、そんな存在感を放つ素敵なアイテムが揃います。毎年ゴールデンウィークに『ZUSHI POP』と題した個展を開催していて、たくさんのファンがお店を訪れるそう。
テーブルに無造作に並べられたお皿やカップ、花器に挿した花など、自宅で真似したくなる使い方やレイアウトも見ていてワクワクします。
アクセサリーやアパレルも、どれも“らしさ”を引き立ててくれるようなオリジナリティあふれるアイテムが充実。心ときめくモノとの出会いを楽しみに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
取材日 2025/10/9
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

zuhka
住所 神奈川県逗子市逗子1-7-8 2F
電話番号 046-874-9310
営業時間 11:00〜18:00(日によって11:00〜17:00。SNSで確認)
定休日 月・火曜(祝日は営業)
アクセス JR横須賀線逗子駅・京急逗子・葉山駅から徒歩6分
URL https://www.zuhka-zushi.com/
https://www.instagram.com/zuhka.store/

Writer坂井あやの
雑誌やweb媒体で食・酒・旅にまつわる記事を執筆。町場の酒場から星付きレストランまで、おいしい料理とお酒があると聞きつければフットワーク軽く全国へ足を延ばす。ナチュラルワインとサウナと野球が、日々の癒し&楽しみ。

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