逗子駅から徒歩5分の場所にある「菓子屋 éme」は、逗子銀座通りの商店街をふんわりと甘く香ばしい焼き菓子の香りで包みます。
逗子駅から徒歩5分の場所にある「菓子屋 éme」は、逗子銀座通りの商店街をふんわりと甘く香ばしい焼き菓子の香りで包みます。
店先には繊細で美しい焼き菓子がいくつも並んでいます。イートインスペースもあるので、逗子散策の休憩スポットにもぴったりです。地元の方々はもちろん、わざわざ葉山からも足を運ぶ方お客様も。
おすすめは、なんといっても焼きたてのフィナンシェです。一日に二回、生地を練るところから焼き上げまでじっくりと時間をかけ、約40分の工程を経て、12個ずつ丁寧に焼き上げられます。北海道産のフレッシュな冷蔵バターを使用し、香ばしい焦がしバターのコクをしっかりと感じられるように仕上げています。甘さは控えめで、軽やかな食感を生むフランス産の粉や粉糖、アーモンドプードルを厳選し、シンプルながらも奥深い味わいにこだわっています。
一般的なフィナンシェとは異なり、「菓子屋 éme」のフィナンシェは、ぽっこりとしたヒヨコのような愛らしい形をしています。外はサクサク、中はふんわり。その食感を大切にするため、余計な包装をせず、焼き立てをそのまま提供しています。
店主の諸星さんは、静岡や鎌倉のケーキ屋さんで長く菓子作りに携わり、その繋がりを今も大切にしながら、お菓子作りを続けています。素材選びにもこだわりがあり、お茶は逗子の「凛堂」、ローズマリーは逗子ガーデン、レモンは早川産と、地域の繋がりを生かした素材を使用しています。
お店を開くきっかけとなったのは、逗子の行きつけ飲食店でした。お客さんとして通っていた諸星さんが、店のオーナーから「この場所でお店を開いてみないか?」と誘われたことが始まり。もともとこの場所には別のケーキショップがあり、焼き菓子を作る設備が整っていたことも好条件でした。お店の雰囲気を一新し、2024年12月に「菓子屋 éme」が誕生しました。店名の「éme」はフランス語で「愛される」「好かれる」という意味があり、「みんなに愛されるお店になれたら」という想いを込めて名付けたそうです。
販売を担う杉崎さんは、菓子作りに専念する諸星さんを支えています。以前から知り合いではあったものの、たまたま杉崎さんと諸星さんが電話で話したことで意気投合。今ではお店を支える大切な仲間。新たなお菓子を一緒に考えながら温かい雰囲気を育んでいます。
取材日 2025/04/16
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
菓子屋éme
住所 神奈川県逗子市逗子1-8-1
電話番号 046-874-9727
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜日(祝日の場合は営業)
アクセス JR逗子駅 徒歩6分、京浜急行逗子・葉山駅 徒歩6分
URL https://www.instagram.com/kashiya_eme
Writer渡辺祐司
全国各地のおいしいもの、新しいスポットなどを訪ね歩き、観光・旅行関連記事を執筆するトラベルライター。猫、音楽、酒、のんびりした時間が好き。
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