かつての佐島にあった老舗寿司店「佐島かねき」の味を継承する葉山の「佐島 成一食堂」。
「かねき」の板場で働いていた原田典幸さんが姉弟で経営しています。看板の「おまかせ海鮮丼」は、その日に入った魚介が10品以上のる贅沢な一杯で、地元の常連からも“かねきの味がよみがえる”と評判です。
かつての佐島にあった老舗寿司店「佐島かねき」の味を継承する葉山の「佐島 成一食堂」。
「かねき」の板場で働いていた原田典幸さんが姉弟で経営しています。看板の「おまかせ海鮮丼」は、その日に入った魚介が10品以上のる贅沢な一杯で、地元の常連からも“かねきの味がよみがえる”と評判です。
「佐島 成一食堂」の看板メニューの一つが「おまかせ海鮮丼」(1,950円)です。これは 地魚を中心に10品以上が乗る豪華なメニュー。
この日のラインナップは、カンパチ、ヘダイ、カツオ、真アジ、マグロのトロ、マグロの剥き身、カマスあぶり、イサキあぶり、生しらす、かまあげしらす、ホタテ、えび、たまごの全13品。佐島漁港で水揚げされた魚をメインに、マグロなど一部は市場から仕入れていると板場を務める原田典幸さんは語ります。
「海鮮丼は以前働いていた『佐島かねき』の人気メニューでした。元々、かねきで酢飯やお味噌汁を仕込んでいましたし、仕入れ先もほとんど一緒なので、美味しさは引き継いでいると思います。実際、かねきの常連さんが食べにきてくれているんですが、『懐かしい、もう泣きたい』なんて言って喜んでくれていますね」と原田さん。
どんぶりと並んで印象に残ったのがお味噌汁。思わず「ああ、美味しい」とこぼれてしまう優しい味もこだわりです。
「味噌の仕入先も以前の店のときと一緒です。大根は少し厚めで食感を大事にしています。このあたりはかねきで磨いた自分の技術。いつか自分の店で出したいと思っていました」
新鮮な海鮮と伝統を引き継いだ酢飯とお味噌汁。地元で愛されていた名店の味なのです。
「佐島 成一食堂」は葉山町と横須賀市を結ぶ、県道217号葉山横須賀線から脇道に少し入ったところにあります。
葉山公園からも徒歩17分と歩ける範囲内なので、昨年8月のオープン直後から、多くのお客さんで賑わっています。
人気のお食事系メニューとあわせて、訪れたお客さんの多くが追加注文するのが、「豆乳ブランマンジェ」(500円〜)です。これはお店でアルバイトをしているパティシエのスタッフの手作り。
キャラメルバナナやあんず黒みつきなこなどの定番から、ベリーソースやマロンなど季節のフルーツを使ったメニューも用意されています。今回いただいたベリーソースは、甘さ控えめで口当たりが良く、クリームとベリーソースを絡めるとまた味わいが変化するのが楽しかったです。
佐島かねきの閉店に伴い、お姉さんと一緒にお店を出すことになった板場を務める典幸さん。30代で寿司店「佐島かねき」の板場に入り、10数年働いてきました。
「以前は全く違う業界にいました。昔は料理に興味はなかったのですが、かねきに入って面白いと思ったんです。あるときからいつか自分のお店を持ちたいなと考えていました」
お店では鮮魚の仕入れや調理を担当。佐島かねき時代からお付き合いのある佐島漁港や市場との関係性を活かして、新鮮な魚介類や通常では手に入らないような部位も用意してもらえます。
今後は、もっと気軽に楽しんでもらうために、テイクアウトの用意を考えているそうです。
スタッフ同士の和気あいあいとした雰囲気も料理の美味しさに磨きをかけていることを実感できました。
取材日 2025/10/17
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

佐島 成一食堂
住所 神奈川県三浦郡葉山町一色943-1
電話番号 046-813-2153
営業時間 11:30~14:30 17:30~20:30
定休日 火曜日
アクセス 京浜急行バス「一色小学校」徒歩4分
URL https://www.instagram.com/sajima.naru1shokudou

Writerコヤマタカヒロ
1973年生まれのフリーランスライター。東京・多摩地区在住。大学在学中にファッション誌でライターデビュー。30年以上、パソコンやデジタルガジェット、家電を専門分野として執筆活動を展開。また、家電の情報サイト「カデスタ」を運営するほか、製品開発、人材教育、PR戦略に関してのアドバイザーなども務める。町中華探検隊にも所属しており、食べ歩きや飲食店取材、人物インタビューなども行う。

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