京急「逗子・葉山」駅からバスで15分、バス停「森戸神社」で降りた目の前に、印象的な白い三角屋根の建物があります。
2016年にオープンしたベーカリーカフェ「三角屋根 パンとコーヒー」です。
ベーカリー担当の中澤裕佳(ゆか)さんから 「食パンを焼かずに食べるのがイチオシ」とのことで、「たまごサンド」(500円)と「本日のコーヒー」(600円・ラージ)をオーダーしてみました。パンはふわふわ、もちもち、しっとり。耳の部分は噛むほどに旨味が出てきます。
販売されているパンは、国産小麦「ゆめちから」を使用し、湯種に使う小麦粉とお湯の配分を幾度となく研究し、翌日までやわらかく、もちもちとした食感に仕上げました。
本日のコーヒーは「オリジナルブレンド」。自家焙煎のブラジル、グアテマラ、コロンビアの豆をブレンドしたもので、酸味と甘みのバランスが◎。パンによく合います。
「三角屋根 パンとコーヒー」は、パンが裕佳さん、コーヒーを夫の一道(かずみち)さんと、中澤夫婦がそれぞれの担当を担っています。
「三角屋根 パンとコーヒー」は、店内にゆったりとしたイートインスペースが設けられ、オープンと同時に多くのお客さんが訪れる人気店です。
「三角屋根」は、裕佳さんが専門学校の卒業制作で描いた理想のパン屋さんを再現したもの。葉山に決めたのは一道さんです。
「たまたま遊びに来ていてるときにこの地を見つけて。海の近くはいいね、と即決しました」と当時を振り返ります。
裕佳さんのお母さんがパン教室に通っており、一緒に作っているうちにおもしろさにハマりました。パンに関わる仕事がしたいと通い始めた専門学校で、一道さんと出会います。
二人でお店を持とうと、卒業後に全国チェーンのパン店に就職。3年間でパン作りのノウハウを習得しました。
2025年3月現在、裕佳さんは産休中ということで店頭に立つことはセーブしています。当面の間、パンの品種は少なめで販売。テイクアウトのほか、モーニングとカフェをメインに営業しています。
裕佳さん曰く「最近は、『角の食パン』(3枚310円、1斤570円)は、主人も焼けるようになりました」と、一道さんが裕佳さんの理想通りのパンを焼いています。
次回は、コーヒーを担当する一道さんのストーリーをご紹介します。
取材日 2025/03/01
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
三角屋根 パンとコーヒー
住所 神奈川県三浦郡葉山町堀内1047-3
電話番号 046-884-9113
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜・木曜・金曜
アクセス JR逗子駅もしくは京浜急行「逗子・葉山駅」から約15分 バス停「森戸神社」すぐ
URL https://sankaku-yane.net/
Writer田辺 紫
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。
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