【秋谷】風味絶品。玄そば自家製粉の手打ちそばと、自家製あんみつの贅沢な味わい|蕎麦 桶や

Release2025.12.07

Update2025.12.10

【秋谷】風味絶品。玄そば自家製粉の手打ちそばと、自家製あんみつの贅沢な味わい|蕎麦 桶や

Release2025.12.07

Update2025.12.10

蔵を改装した風情ある店の扉を開けると、やさしい蕎麦と出汁の香りが漂います。

「蕎麦 桶や」は、横須賀・秋谷の静かな住宅地に佇む人気店。

手打ちの「ざる(900円税込)」は、風味、喉越し、コシを堪能できる評判の一品です。

艶やかな二八そばは、するりと喉を通り、噛むほどに蕎麦の香ばしさと上品な甘みが広がります。

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蕎麦の名店で磨いた“職人の手技”

店主の池田よう子さんは、茶懐石店で修行後、そばの名匠・高橋邦弘氏が率いる「翁達磨グループ」の「おかむら」「しながわ翁」で7年半の修行を積んだ職人。修行で培った“粉の状態を見極める感覚”を大切に、毎朝そばを打ちます。

「そばは粉と水だけの世界。ごまかしが効かない分、スピードと繊細さがすべて」と池田さん。

粉の鮮度・打ちたて・茹でたてを徹底し、一玉ずつ30分かけて仕上げます。使用するそば粉は翁達磨グループの自家製粉。厳選した国内農家の玄そばを丁寧に製粉し、鮮度を保つため温度・湿度を厳密に管理。まさに“香りを生かすそば”づくりを実践しています。

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手早く、丁寧に。香りを引き出す、“そば打ち”

麺は、細すぎず太すぎず、池田さんが追い求めた絶妙な太さ。

そばを打つ際に最も気をつけているのは、そばの香りや風味が落ちる「風邪をひく」状態にしないこと。生地が乾かないよう手早く打ちながらも、麺の幅を均一に切り揃える丁寧さを欠かしません。

「素早くが基本ですが、麺の幅が茹で上がりにも影響します」と池田さん。この“手早く丁寧”という相反する動作の積み重ねが、そばに艶を与え、しなやかなコシと深い香りを生み出しています。

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つゆは、しょっぱくも甘すぎずもない絶妙な仕立て。昆布や鰹節から丁寧に引いた出汁と、つゆのベースの醤油などを合わせ熟成された「かえし」が見事に調和しています。塩味や甘味が主張しすぎないため、出汁本来の香りと旨味が引き立ち、そばの風味をより一層際立たせています。

一口ごとに、出汁と蕎麦が重なりあうように広がる旨みと余韻に、思わずため息がこぼれます。

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食後に味わう、やさしい余韻の「あんみつ」

食後におすすめなのが「秋谷の天草使用あんみつ(600円税込)」。

秋谷で唯一天草を扱う漁師から直接仕入れた天草で作る寒天は、弾力がありながら口の中でほろりと崩れる繊細な食感。

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北海道産大納言を丁寧に炊いた自家製粒あんは、ほどよく控えめな甘さで、トッピングの砕いたそばの実の香ばしさが心地よく重なります。こちらも甘さを抑えた黒蜜が全体を包み込み、上品な味わいに。男性ファンも多いというのも納得の逸品です。

手仕事の温もりに、心ほぐれる時間を

「桶や」という店名は、店主の父が“桶屋”三代目だったことに由来しているそう。

蔵を改装した静かな空間で池田さんが打つそばを味わう時間は、まるで季節の風景を静かに眺めるよう。

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風味豊かなそばと、甘味を通して池田さんの誠実な手仕事を感じる──。

そんなひとときを求めて、今日も足を運ぶ人が絶えません。

取材日 2025/10/24

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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温かいつゆと、冷たいそばの絶妙な調和の「鳥ざる(1520円税込)」。鶏の旨味と出汁が一体となる美味しさは、ボリューム感もある人気の一品です。

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ほのかな白梅の酸味と、有明海苔の風味に優しい出汁がからみ、体の奥までじんわりと温ままります。女性を中心に人気の高い「梅海苔そば(1420円税込)」。

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野菜を摂れる一品。旬の地元野菜を使った「野菜の煮びたし(500円税込)」は、そばにもお酒にも合うと人気です。

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ふわっとした口あたりと、すり身の凝縮した旨味が特徴。小田原の老舗店から仕入れる「さつま揚げ(480円税込)」。

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蔵を改装した、落ち着いた大人の空間が広がっています。

WriterYASU

企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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