三浦海岸のバイク文化を支えてきた自動車整備工場「下浦自動車」には、「BC-STAND」というテイクアウト専門の焼き鳥屋が隣接しています。オーナーは、下浦自動車三代目の佐藤隆さん。
メニューには焼き鳥以外にも、フランクフルトやコーヒー、ソフトクリームなど軽食がそろうので、買ってそのまま目の前に広がる菊名海岸でビーチピクニックができそうです。
三浦海岸のバイク文化を支えてきた自動車整備工場「下浦自動車」には、「BC-STAND」というテイクアウト専門の焼き鳥屋が隣接しています。オーナーは、下浦自動車三代目の佐藤隆さん。
メニューには焼き鳥以外にも、フランクフルトやコーヒー、ソフトクリームなど軽食がそろうので、買ってそのまま目の前に広がる菊名海岸でビーチピクニックができそうです。
「BC-STAND」の焼き鳥は、基本的にオーダーを受けてから焼くスタイル(モバイルオーダーにも対応)。もも、ねぎま、つくね、かわ、レバー、なんこつ、しろもつ、豚バラ(すべて1串150円・税込)と種類は豊富で、いずれもタレ・塩のいずれかを選択できます。2024年12月にガスの焼き台に変えてから、一段と旨みが強くなったのだとか。
「これまで使っていた電気の焼き台は遠赤外線で熱がじわじわ入りますが、ガスだとやっぱり直火で、煙にもあぶられるので香ばしくなります。若い頃に移動販売車で焼き鳥を焼いていたことがあり、そこでもガスを使っていたので、こっちのほうがしっくりきますね」
今回取材でいただいたのは、つくね、かわ、ねぎま、もも、レバーの5種で、人気なのはねぎま、そして意外にもレバーなのだとか。
「三浦の人々はなぜかレバーをよく買っていきますね。あとはご近所のコンビニの店長が『フランクフルトは売れるよ』と教えてくれたので、早速メニューに加えました(笑)」
現在店舗にしている部分は「下浦自動車」のショールームだった区画で、新車や中古車を並べていたそう。佐藤さんが焼き鳥屋を始めた背景には、社会の変化が関係していました。
「整備工場は大型バイクの整備・車検なども請け負っていましたが、法改正で車検の規定が変わり、この規模では車検を受け付けられなくなりました。一方中型以下、50~125ccのバイクに車検はなく、定期点検はお客さま次第。そのため修理の件数が減り、三浦市全体も高齢化してバイクに乗る人が減ってしまったので、新事業を立ち上げざるを得なかったんです」
佐藤さんのかつての経験を活かして焼き鳥屋を選択したようですが、実は奥様の意見は違ったようです。
「ママはカフェをやりたかった。でも僕は焼き鳥しかできないので…(笑)。とりあえず、足がかりとして焼き鳥屋をやろうと説得して開業しました。だから今はコーヒーやカフェラテなどのメニューもあります」
2023年10月に開業して、今年焼き鳥屋として初めて経験する三浦海岸の海開きに向けての期待を伺いました。
「道路をわたってすぐのお店ですし、モバイルオーダーにも対応しているので便利に使っていただきたいと思います。また、『みうらレンタサイクル』のポート(乗降場)もやっているのでぜひお立ち寄りください」
取材日 2025/6/5
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
BC-STAND
住所 神奈川県三浦市南下浦町菊名1272
電話番号 046-888-0401
営業時間 15:00~19:00(平日)/15:00~18:00(土曜)
定休日 日曜
アクセス 京浜急行「三浦海岸」より徒歩15分、もしくは京浜急行バス「菊名」または「白山神社」より徒歩2分
URL https://www.instagram.com/bc.stand.miura/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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