葉山の森戸海岸線沿い、バス停「森戸神社」前にあるベーカリーカフェ「三角屋根 パンとコーヒー」。 店名の通り、パンとコーヒーをゆったり楽しめる店内では、エスプレッソドリンクも人気。
「はじめての方にはラテをおすすめします」と、店主の中澤一道(かずみち)さん。
「カフェラテ」(600円・シングル 700円・ダブル)は、中煎りの3種の豆をブレンド。濃厚ミルクと合わせたホッとする味わい。もっとコーヒー感を楽しみたいならダブルショット(700円)がおすすめです。
パンは奥様の裕佳(ゆか)さんが担当、コーヒーは一道さんが豆の焙煎からドリップまでを担当。ドイツのプロバット社製の焙煎機が鎮座し、銘柄ごとに焙煎しています。
さらに、「オリジナルブレンド」(500円・S 600円・L)は、ブラジル、グアテマラ、コロンビアの3種類の豆を使用。酸味の中に旨味を感じる、飲みやすいコーヒーです。たまごサンド(500円)との相性も抜群。
店内には、12人が座れる大きなテーブルがひとつ。カウンターに4席。窓辺にはロッキングチェアが並び中庭を眺めながら過ごせます。
小さな子どもが座れるチェアや、広いトイレにはおむつ替え台が用意されており、子連れファミリーもウェルカムな雰囲気。
「誰もがゆったりと過ごせる空間づくりを心がけました」と、一道さん。自宅兼店舗の設計には2年の歳月をかけたそう。
枠などで遮られることなく、できるだけ大きな窓にしたいと、開閉できないFIX窓にし、左右にテラスへの出入り口を設けるなど、ゆとりを感じる工夫があちこちに施されています。
コーヒーの味や空間づくりの参考にしたのは、東京都内の「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」。
オープン前、コーヒーが苦手な裕佳さんが「おいしい」と感じたコーヒー店で、たまたまスタッフを募集していたことから、その「おいしい」の秘密を探ろうと2年ほど働きました。
コーヒー豆の焙煎は独学で習得。現在は中煎りがメインですが、徐々に浅煎りにシフトしたいと考えています。
「葉山では浅煎りに馴染みのない方が多いと感じますが、浅煎りのほうが豆本来の個性を出しやすいんです」とのこと。
コーヒーが苦手だった裕佳さんもおいしく飲める、軽くてやさしい味のコーヒーを、パンとともにどうぞ。
取材日 2025/03/01
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
三角屋根 パンとコーヒー
住所 神奈川県三浦郡葉山町堀内1047-3
電話番号 046-884-9113
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜・木曜・金曜
アクセス JR逗子駅もしくは京浜急行「逗子・葉山駅」から約15分 バス停「森戸神社」すぐ
URL https://sankaku-yane.net/
Writer田辺 紫
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。
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