飯田さんご夫婦が手塩に掛けた野菜と出会える逗子生産直売所

Release2024.10.04

Update2024.10.08

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飯田さんご夫婦が手塩に掛けた 野菜と出会える逗子生産直売所

Release2024.10.04

Update2024.10.08

70年の歴史感じる。路地裏の直売所

1953年ごろから逗子市駅前に構える逗子生産直売所は、新鮮な野菜を生産者から直接買うことができる貴重な場所。訪れた日は、元気な飯田さんご夫妻がお店を担当をされていました。

表通りから1本入った場所にあるのに、ひっきりなしに訪れるお客さん。妻の栄子さんは、品出しを手早く行いながら「今日はいつもより早く来たね、日が照ったから、ナスが大きく育っているよ」と話しかけてくれます。

農家に生まれた夫の豊さんは、16歳からお隣鎌倉駅のレンバイ(鎌倉市農協連販売所)で野菜を売り始め、逗子の直売所が始まってからは、こちらで販売していると言います。自分の畑で育てている野菜は、数えてみたら年間120種類もあったのだとか。「鎌倉野菜の違いは、食べたらわかるよ」と、にっこり。栄子さんも並べた野菜を見つめて「今は野菜が高いと言われてしまうけれど、種をまいたら時間も手間もかけないときれいにならないのよ」。野菜のおいしさには、年月をかけてきただけの自信があります。

並ぶのは旬のものだけ。8時頃〜15時頃まで営業中

逗子生産直売所は毎日営業をしていますが、台風などの天候が悪い時などには持ち回りの班がお休みを独自に決めています。飯田さんの班では朝6時台には商品を並べ始め、朝8時から15時まで販売をしているとのこと。野菜はたくさんありますが売り切れてしまうと早めに閉店することもあり、午前中が狙い目です。

朝からさまざまな年代のお客さんが終始訪れており、近隣の家族連れや10年間も飯田さんの日を狙って買い物に来る方、なかにはプロの料理人もやってきて、季節の朝どれ野菜が手に入る場所として信頼されていることを感じます。

ピーマン1皿200円、夏のいため野菜1把150円/2把200円、万願寺唐辛子1袋200円など、お皿に盛られた量も多くて価格もお手頃です。

この日の棚には、秋においしいかぼちゃが3種。「コリンキーは生で、バターナッツかぼちゃはスープがいいよ」と、おすすめ調理法を教えてくれるので、いつもと違った種類も試しやすいのです。

登場する農家さんは日替わり。当番制で毎日営業中

飯田さんご夫婦の仲の良く店先に立つ逗子生産直売所は、基本的に毎日朝から営業中。日替わりで、いろんな農家さんが、手塩にかけた新鮮な野菜を持ち寄り出会いが楽しめる場なのです。

取材日 2024/09/09

創業は1953年。

お値段は飯田さんご夫婦が決めています。山盛りのカゴはお得感満載。

老若男女、多くの人が野菜を購入していました。

Writer榎本あさみ

フリーライター。湘南在住。健康スポーツ業界、フィットネス専門誌編集部を経て独立。旅行先、出張先でスーパーに行って見廻りたい。衣食住全般・ピラティスが好き。

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