三浦で新しい人生を 重田陽子さんが焼くマグロの生ハム入りガレット

Release2024.10.15

Update2024.10.15

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三浦で新しい人生を 重田陽子さんが焼く マグロの生ハム入りガレット

Release2024.10.15

Update2024.10.15

東京からやってきたおしゃれなガレット&クレープのお店

三崎漁港すぐ脇にある、小さく可愛らしいガレット&クレープのお店が「Cafe Fossette(カフェフォセット)」です。東京渋谷で数々の飲食店を手がける、ヤマモトタロヲさんがオーナー。店長を務めるのは、2024年1月に東京から移住してきた重田陽子さんです。

重田さんは都内のヤマモトさんのお店の社員として、長年パンやデザート、ケーキなどの開発に携わってきました。そんな重田さんがあるときオーナーから相談されたのが、このお店のオープンの話でした。

「新しい一歩を踏み出そうかと転職を考えていた矢先、オーナーから三浦市にお店を出すことを聞いて。せっかくなら新天地でチャレンジしてみようと決意して、移住を決めました」。

三浦の食材をたっぷり使った、色とりどりの贅沢ガレット

Cafe Fossetteの名物のひとつが、そば粉100パーセントのガレットです。生地に深みを出すために、卵とはちみつを加えているところがポイント。一番のおすすめは「季節の三浦野菜のサラダ」+マグロの生ハム・チーズ・エッグ添え(2,100円)です。

「季節ごとに異なる盛りだくさんの三浦野菜に、モッツァレラチーズを中心にオリジナルで配合した旨みの濃いチーズと、卵を加えて作っています。私が気に入っているのが、三崎港の老舗のまぐろ卸し『西松』さんのマグロの生ハム。これを加えることで、一気に味が華やぐんですよ」。

口いっぱいに広がるスモーキーさと、口溶けのまろやかさは、まさに生ハム。三崎ならではのトッピングとともにいただく焼きたてのガレットは、贅沢の極みと言えます。

三浦に移住したことで見ることができた家族の笑顔

重田さんが移住を決めたきっかけの一つが、高齢のお父様に海辺の暮らしを楽しんでもらいたいという想い。

「私が三浦へ移住したことを機に、父がしょっちゅうこっちへ遊びに来てくれるようになったんです。もともと港町の生まれなので、やっぱり海が好きなんでしょうね。すごく楽しそうなんですよ」

思い切って三浦へ移住したことで、家族の笑顔が見られるようになってうれしい、と話してくれた重田さん。はにかむ笑顔で焼いてくれる温かなガレットに、重田さんの素朴で柔らかな人柄を見たような気がしました。

取材日 2024/09/12

お店に行くと重田さんと大根田亜弓さんが笑顔で出迎えてくれます。

フランスのブルターニュをイメージしたというおしゃれな外観。目の前は港。

居心地がよく、こぢんまりとまとまった店内。

具沢山のガレットはボリュームたっぷり、お腹もいっぱいに。

Writer波多野友子

フリーランス編集者・ライター。興味のある分野はパートナーシップや子育て、家族の形、ダイエットなど。東洋経済オンライン「離婚親の選択」連載。

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