「タントテンポ」上野達郎さんがイタリア愛で選ぶ生ハム「ブロシュット」

Release2024.10.04

Update2024.10.08

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「タントテンポ」上野達郎さんが イタリア愛で選ぶ生ハム「ブロシュット」

Release2024.10.04

Update2024.10.08

整然と並ぶイタリア食材の棚から感じる店主の美学

店内に一歩入ると、ズラリと並ぶたくさんの食材たちがお出迎え。やはりパッと目を引くのはショーケース内の生ハムやパルミジャーノを始めとしたチーズたち。

そのお店の名前は「タントテンポ」。2004年に開業し、現在店主を務めているのは2代目の上野達郎さん。先代となるのは奥様のご両親だと言います。先代が60歳でお店を手放そうと考えていたタイミングで引き継ぐことに。

店内は、生ハムやチーズだけでなくヨーロッパ圏のワインや調味料、スパイスも豊富に取り扱われています。

店主と地元の人たちとのコミュニケーションで濃くなるイタリア色

前職は、食材販売とは無関係だったこともあり、地元で愛されているスーパー「スズキヤ」で修業に。そこでの3年間は陳列の良し悪しで売れ行きに歴然と差が生まれることを痛感しました。タントテンポの商品棚を見ても、値札の高さがきっちり揃い、気持ち良くお買い物ができます。

イタリアには修業中に訪れたことも。「たった一度だけですよ」と言う上野さんですが、その際にパルミジャーノとパルマの生ハムの製造現場に足を運びました。イタリアについては「店を訪れるお客様とお話している中で教えてもらっているような形ですね。この数年で少しは詳しくなりましたが、私が継ぐ前から愛されてきたことを実感します」。

地元の人の中には、昔イタリアに住んでいたケースも少なくないと言います。歴史と自身の新たな店作りへのこだわりが、継続して愛される所以なのでしょう。

シンプルに生ハムだけを味わう

上野さんにオススメの生ハムをお伺いすると、ベルギーでパルマの製法で作られた「プロシュット・ガルデーニア」(1500円/100g)を挙げてくれました。口に含むと、塩味の奥にほんのりと脂の甘さを感じることができます。

そして生ハムというと、いただく際に少しかしこまってしまう人もいるかもしれません。

「ちょっとお高いイメージもありますが、100g単位じゃなくても50gでも購入できて、この大きな断面ですから4枚くらい切り出せて食べごたえもありますよ」とのこと。気軽に楽しめる提案が嬉しいですね。

取材日:2024/09/06

値札の並びの美しさにも注目

ヨーロッパの地元で愛される食材も多く、懐かしむお客さんも多いとか

白とグリーンのストライプが目印

Writerふくだりょうこ

大阪府出身、神奈川県の盆地住まいのライター。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。読書とカメラ、うさぎが好き。

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