2022年に横浜から三浦に移住してきた菊地未来さんは、地元農家の規格外野菜などを活用したお弁当を週に一度程度、出店販売しています。メニュー公開前に予約が入ることもある弁当店「それぞれ」の人気の秘密は何でしょうか。
栄養士や調理師の資格を持っている菊地さん。ある日、同姓同名の方が三崎で朝ご飯屋さんをしているのをテレビで観たことがきっかけとなり、三浦に初めて来ました。
三浦のおいしい食材でごはんを作る仕事がしたい、三浦野菜のおいしさを広めたい、と自らお店を開くことに。「それぞれのお客様のご要望に寄り添った、食にまつわる活動がしたい」 そんな想いから店名が名付けられました。
訪問した2024年9月は、7月に完成したばかりの複合施設「魚常荘(うおつねそう)」の1階シェアスペースに出店していました。
お弁当(1,100円)のメニューは基本的に1種類。新鮮な野菜を使うため、弁当販売の前日に直売所などで仕入れる野菜を選びながら、メニューを考えるそうです。
この日は
・鶏肉の南蛮漬け
・冬瓜の出汁煮
・コリンキー(生食もできるカボチャ)のピクルス
・ゴーヤのつくだ煮
・ジャガイモグリル
・セミドライトマト
・赤しそ
と、おかずもたくさん。
「メニューは、毎回気まぐれです。それでも、『それぞれ』のお弁当を楽しみにしてくださり、メニューが分からなくても予約してくださるお客さまもいらっしゃいます。次を楽しみにしてくださるお客様の期待に応えられるよう、今後も手作りにこだわり、美味しいお弁当をお作りしたいと思います」
築かれた信頼関係を大切に営業しているのですね。
営業情報はインスタをチェック
2024年10月からは京急三浦海岸駅そばの、三浦観光バス駐車場で出店販売します。営業日など詳細は「お店のスケジュールを始め、お弁当の写真もアップしているインスタグラムでチェックをお願いします。お弁当の予約も受け付けています」
三浦野菜を使った色とりどりの美しいお弁当(1,100円)は、見たら予約したくなってしまうかも。
取材日 2024/09/13
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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