【横須賀】潮風が香る至福の一杯。新安浦港 弥春丸のたこで作る桜色の「絶品たこ飯」

Release2026.03.07

Update2026.03.07

【横須賀】潮風が香る至福の一杯。新安浦港 弥春丸のたこで作る桜色の「絶品たこ飯」

Release2026.03.07

Update2026.03.07

横須賀の海で育まれ、弥春丸で水揚げされた新鮮なたこ。 その弾力と濃厚な旨味を存分に味わうなら、一番のおすすめは素材の旨みを活かした「たこ飯」です。

炊飯器を開ければ、そこは桜色の春

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調理のポイントは、「生のたこ」をそのまま使うこと。 弥春丸では水揚げした生のたこを専用の塩揉み機でぬめりをしっかりと取って一度冷凍させます。 この一手間が臭みもなくなり、筋繊維が壊れてより柔らかくなる秘訣です。解凍した、たこはサッと水洗いしてぶつ切りにし、洗ったお米の上にのせて炊飯器のスイッチを入れるだけです。炊き上がりの蓋を開けた瞬間、たこから染み出した鮮やかな色素がお米を染め、桜の花が咲いたような美しい「桜色」のたこ飯が姿を現します。

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ひと口頬張れば、豊かな磯の香りが口いっぱいに広がり、噛むほどにたこの甘みと旨みが溢れ出します。その滋味深い味わいに、ふと横須賀の穏やかな海景が目に浮かんでくるようです。

伝統を受け継ぎ、海と向き合う

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横須賀は古くから漁業が盛んな街。潮の流れに恵まれたこの地で、8代続く漁師の家系が「弥春丸」です。現在、8代目の柴崎好郁さんは、母・浩美さんと共に海へ出ます。たこ壺漁、刺し網、サザエの素潜り、そして牡蠣の養殖など、多岐にわたる漁法で横須賀の旬を追い続けています。

「どうやったらもっと獲れるのか、漁のことをひたすら考えていたら1年が終わっていました。獲れなければ稼ぎにならない漁師という職の厳しさを、今改めて実感しています」そう話す柴崎さんの心には、常に「親方」として尊敬する亡き父の教えがあります。

猿島ブランド『さるひめ』への情熱

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弥春丸が秋から冬にかけて力を入れるのは、横須賀名物のわかめ『さるひめ』の養殖です。 猿島周辺海域で育てられるこのわかめは、肉厚ながらも食感は柔らかく、通常のわかめよりも深い味わいが特徴です。

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秋に行われるわかめの種付け。その準備として柴崎さんが何より大切にしているのが、種綱の徹底した清掃です。わかめの種を差し、沖に吊るしに行く際、弥春丸では樽にたっぷりと海水を張って持っていきます。 「その時に、もし綱に泥がついていると、わかめの種に泥が被ってしまいそうで嫌なんだ」 そうお父様が話していた教えを、今も大切に守り続けています。

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そうして丁寧に、大切に育てられたわかめは、1月中旬にいよいよ待ち遠しい解禁日を迎えました。高校卒業後から温かく支えてくれた先輩漁師さんに教わりながら、「さるひめ」に携わって今年で7年。 「食べるのが大好きだからこそ、今年もたくさん収穫したい!」 そんな飾らない言葉に、柴崎さんの若き8代目としての向上心が滲みます。

「横須賀の海の豊かさを、もっと多くの人に伝えたい。ここで獲れた自慢の魚を、みんなに食べてもらいたい」その想いから、昨年秋の『よこすかさかな祭り』では、たこやわかめを自ら販売しました。「おいしいね」というお客さんの笑顔が、明日への何よりの活力になります。

2026年、明日の海へ

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自然が相手だからこそ、明日の漁がどうなるかは誰にも分かりません。 だからこそ、柴崎さんは「最善の準備と考えを持って、後悔の少ない1日を積み重ねる」と誓います。常に向上心を持ち、父が愛したこの海で、さらにレベルアップしていくこと。

弥春丸のたこは市場への出荷のほか、オンラインショップや新安浦港の直売所にて購入できます。また期間限定の『さるひめ』は、市内の飲食店で提供されています。横須賀の海が育んだ、力強い海の幸。その命の輝きを、ぜひ味わってみてください。

取材日 2025/1/15

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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朝7時に出漁し、午前中の間に、5~6カ所にセットした壺を引き上げ、獲れたたこを回収し、再び餌を仕掛けて投入する作業を繰り返します。

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たこ壺にたこが入っていると、やる気が出てきます。

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たこは大きさで振り分けていきます。その後、市場を通じて出荷されます。

Writerうみのとなり

ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の美しい自然・歴史・地域のあたたかさと魅力を伝えたい!Yahoo!ニュースライター 500件以上取材実績あり。地域クリエイター月間MVA2024年11月、7月、2023年7月連続受賞。

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