本記事は、横浜市立大学の公認団体『三浦半島研究会』による全3回の連載企画『カレーを食べに逗子へ行く』の第2回です。学生の視点で“逗子へ足を運びたくなる個性派カレー店'’を実際に訪れ、感じたことを記事にしました。
本記事は、横浜市立大学の公認団体『三浦半島研究会』による全3回の連載企画『カレーを食べに逗子へ行く』の第2回です。学生の視点で“逗子へ足を運びたくなる個性派カレー店'’を実際に訪れ、感じたことを記事にしました。
「今日はちょっと変わったカレーが食べたいな」と思った日に訪れてほしいのが、逗子・久木にある「ハーブカレーカフェ88」。
店主の進藤佳代さんがかつて勤めていたカフェで出会い、「大好きだった」というカレーをベースに、自身のこだわりを加えて作った一皿がこのお店のルーツ。店名「88」も、そのカフェの語呂合わせにちなんで名付けられたそうです。
お店のドアを開けると迎えてくれるのは4つのカウンター席。お客様同士が仲良くなってお話しすることもよくあるそうで、進藤さん自身も、健康の秘訣など興味があることをお客様から教わるようです。距離が近いカウンター席ならではの楽しみですね。
印象的なのは、黄色い壁紙に掛かった水彩画。実はこれ、進藤さんが描いたもので、「もったいないから飾りなさいよ」とお客様に勧められたことがきっかけだそう。偶然にも取材班も絵を描くのが趣味で、自然とお話に花が咲きました。
このお店のハーブカレーの魅力はトッピングを自由にカスタマイズできること。好きなトッピングを3つ選びます。この日は8種類が用意されていたので、その組み合わせはなんと56通り!行くたびに違う味わいに出会える楽しみがありますね。
中でも目を引いたのが「アーモンド」。カレーには意外な組み合わせと思いましたが、スライスされていてパリパリ食感がクセになります。
進藤さんが作るハーブカレーは、ココナッツミルクを使ったタイカレーがベース。ハーブの良さを引き出すために、何回もの試行錯誤があったそうです。
「スパイスを入れすぎるとハーブの香りが飛んでしまうんです」と話し、相乗効果を大切に、入れすぎないよう微調整を重ねたそう。
「何回も試食を繰り返して、トッピングにハーブを乗せるようにしました」
食材は、なるべく知り合いの農家さんから仕入れたものを使用。また、ハーブは自身の庭で作っているそう。とっておきはタイム、バジル、紫蘇と教えてくれました。
この日来店した、ロンドンから来たという2人組は「今まで食べたカレーで一番美味しい!」と絶賛。いつの間にか店主とも、私たち取材班とも仲良くなっていました。
お店の一角には本が並べられています。健康にまつわる本が多いですね、と尋ねると「そう思います?」と進藤さん。実はこれ、お客様が読み終えた本を置いていき、おのずと健康に関する本が集まってきたのだそうです。
「地域の人が集まってくれる場所だったらいいな」
そんな進藤さんの想いが、カレーにも空間にもやさしくにじんでいます。
清藤千紘・濱口博嗣
取材日 2025/08/30
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

ハーブカレーカフェ88
住所 神奈川県逗子市久木4丁目3-1
営業時間 金曜~日曜 11:30-18:00(変更となる場合があります)
定休日 月曜~木曜(変更となる場合があります)
アクセス JR「逗子駅」徒歩10分/京急「逗子・葉山駅」徒歩14分
URL https://www.instagram.com/herbcurrycafe88
.png?q=60&w=154&h=154&fm=webp&dpr=1 1x)
Writer三浦半島研究会
三浦半島研究会(通称みはんけん)は横浜市立大学の公認団体です。 「三浦半島を網羅し、遊び尽くす」ことをモットーに、フィールドワークやクリエイティブ活動を行っています。
.png?q=60&w=154&h=154&fm=webp&dpr=1 1x)
RECOMMEND
RANKING