【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

Release2026.01.13

Update2026.01.13

【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

Release2026.01.13

Update2026.01.13

上町商店街の一角に、70年の時を刻む和菓子店「御菓子司 三吉野」があります。手作りの和菓子と柔らかな笑顔で迎えてくれる二代目店主・高橋雅志さんは、この土地で甘い幸せを届け、地域を見守ってきました。

ふわふわ、しっとり 老舗の代表作「三笠(どら焼き)」275円

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手に取った瞬間のずっしりとした重みに驚かされます。しかし、生地は触れると指が沈むほどのふかふか、しっとり感。

この心地よいギャップに、「中はどうなっているの?」と思わず割ってみたくなります。

黄金色の生地の間には、自家製のつぶあんがたっぷり。ふんわりとした生地と、小豆の風味豊かな優しい甘さの餡が口の中で溶け合う瞬間は、心満たされる贅沢なひとときです。

秋の夜長に。お月見の主役「うさぎ饅頭」と「パンプキン」(各216円)

秋になると、店頭には可愛らしい“お月見の主役”が並びます。

ちょこんと耳を立てた「うさぎ饅頭」は、まるで満月のような白くやわらかな生地。その中には、しっとりとしたこしあんが包まれています。

ふわっとした皮の甘さと、なめらかな餡の組み合わせが絶妙で、口に入れるとまるで月明かりのようにやさしい余韻が残ります。

一方の「パンプキン饅頭」は、かぼちゃの自然な甘さと、ほっくりとした口あたりが特徴です。

和菓子の素朴さと、かぼちゃの芳醇な風味が調和し、どこか懐かしくも新しい味わいです。温かいお茶を淹れて、ゆっくりと味わいたい。そんな秋の夜に寄り添ってくれる、やさしい甘味です。

変わりゆく横須賀で、変わらぬ手仕事を続ける

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横須賀中央駅から徒歩5分ほどの上町商店街に、創業約70年の和菓子屋「三吉野」があります。二代目・高橋雅志さんは、関西の和菓子店で修行を積み、地元に戻ってから約30年。

朝の薄暗い時間から作業を始め、団子やどら焼き、季節の菓子など約10種類を毎日丁寧に仕込んでいます。

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お祝いごとや仏事、節句や年中行事に合わせて、地域の人の暮らしと共にある三吉野。

「地域の方の“ハレの日”に立ち会えるのが、うれしいんですよ」

お彼岸、お正月、節分――。

季節がめぐるたびに、店頭には新しいお菓子が並び、まちの人々がその香りに誘われて足を止めます。

「続けていくことが大切」。まちを見守る店主のまなざし

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三吉野が店を構える上町には、かつて税務署や病院があり、にぎやかな地域でした。

今では少し静かになりましたが、その分、通りにはゆっくりとした時間が流れています。

「昔より、かなり寂しくなったね。でも、今も変わらず来てくれるお客様がいる。それが一番の励みです。変わらない味があることが、このまちの安心になる気がするんです」と、高橋さん。

その言葉には、和菓子を“つくる人”としてではなく、“まちを見守る人”としてのまなざしが感じられます。

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「お客様のために、これからも頑張っていきたいですね。続けていくことが大切なんです。和菓子って、人と町をつなぐものだから」

年末には、のし餅を求める人で店がにぎわいます。

子どもの頃に母と来た人が、今は孫と一緒に暖簾をくぐる。

そんな光景が、この町の“やさしい時間”を物語っています。

大人気の「焼きだんご」(129円)や「甘だんご」(129円)、吹雪(162円)、里かぐら(173円)など、どれもが三吉野とこの町の70年を紡いできた、確かな味です。

変わりゆく横須賀で、変わらない味と人のぬくもりを伝え続ける「三吉野」。

70年の愛が詰まった甘い記憶を、ぜひ五感でじっくりと味わってみてください。

取材日 2025/10/20

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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1日に100本は売れる一番人気の焼きだんご(129円)は、醤油と出汁を合わせた、深みのある“甘じょっぱい”味わい。

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「甘だんご」(129円)は、こしあんと団子が口の中でとけていくような柔らかさ。

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おにぎりやいなり(各162円)も大人気です。

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築約100年の店舗は歴史を感じます。

Writerうみのとなり

ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の美しい自然・歴史・地域のあたたかさと魅力を伝えたい!Yahoo!ニュースライター 500件以上取材実績あり。地域クリエイター月間MVA2024年11月、7月、2023年7月連続受賞。

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