粗挽きのごろごろ食感パティにかぶりつくと、塩と胡椒だけで引き出された肉本来の旨みが、噛むほどにじわりと広がる。“肉を食べている”幸福感に包まれるのが、「マゼランバーガー」です。
香ばしいバンズ、トマトやレタスの瑞々しさ、オニオンスライスのシャキッとした歯ざわり——。すべての具材が絶妙に調和し、口の中でハーモニーを奏でます。見た目のボリュームに反して軽やかで、最後のひと口まで飽きずに楽しめる奥深い味わいです。
粗挽きのごろごろ食感パティにかぶりつくと、塩と胡椒だけで引き出された肉本来の旨みが、噛むほどにじわりと広がる。“肉を食べている”幸福感に包まれるのが、「マゼランバーガー」です。
香ばしいバンズ、トマトやレタスの瑞々しさ、オニオンスライスのシャキッとした歯ざわり——。すべての具材が絶妙に調和し、口の中でハーモニーを奏でます。見た目のボリュームに反して軽やかで、最後のひと口まで飽きずに楽しめる奥深い味わいです。
「マゼラン湘南佐島 Book cafe」は、相模湾と富士山を望む高台に佇む開放感あふれるカフェ。洗練された健康型有料老人ホーム内にありながら、一般の人も自由に利用できる人気スポットです。
副支配人の松尾雄一郎さんは、都内や鎌倉のホテルで20年以上板前を務めた元料理人。Book cafeチーフの石川啓美さんとともに、“健康と美味しさの両立”をテーマにメニューづくりに取り組んできました。「健康な方がより健康であるように」という理念のもと、栄養士や食の知識を持つスタッフと共に考案された料理は、栄養バランスだけでなく咀嚼などにも配慮しつつ、味への妥協は一切ありません。
「マゼランバーガー(1100円税込)」の主役は、自家製のつなぎを使わない100%ビーフパティ。表面を香ばしく焼き上げ、肉汁をぎゅっと閉じ込めることで、弾力と旨みを際立たせています。
こだわったのは、食べるときは大きな口を開けて、パティの弾力ある食感を噛みしめられること。ふわっと軽いバンズや具材の切り方にも工夫を凝らし、年配の方や女性でも噛み切りやすく咀嚼を促す構成。「パティは、噛むほどに肉の旨みを感じられます。スタッフと何度も試作し、追求したんです」とチーフの石川さんは笑顔で話します。
付け合わせの皮付きじゃがいもはノンフライで仕上げ、芋の自然な甘みと香りが広がります。大ぶりのブロッコリーや豆の胡麻和えなど、野菜をたっぷり摂れる点も評判です。
お勧めドリンクの「美酢ソーダ」は、果実発酵酢の爽やかな酸味がバーガーの余韻を引き立てます。ビタミンはもちろん食物繊維や乳酸菌も摂れ、栄養バランスも相性抜群です。
肉の旨みを主役にした“王道”のマゼランバーガーに対し、季節限定の「きのこバーガー(1100円税込)」は、濃厚でボリューミーな味わいが魅力。
しめじや平茸など4種のきのこにベーコン、チェダーチーズ、自家製パティを重ね、醤油やワインをベースにしたポルチーニソースとバターのコクで仕上げます。食物繊維も豊富で、秋の味覚を贅沢に楽しめる一皿です。
テーブルには、メニューの栄養情報や噛むことの大切さを伝えるスタッフ自作カードの設置など、石川さんたちの「Book cafeを通して健康やコミュニケーションの楽しさを伝えたい」という想いが、細部に息づいています。
テラス席から眺める海と富士山、心地よい潮風、温かな接客。すべてが一体となって、食事の時間を特別なものにしてくれる場所。自由に本を手に取りながら、思い思いに過ごす人々の姿も印象的です。
“健康で美味しい”を叶える「マゼラン湘南佐島 Book cafe」のランチ。肉の旨みを堪能できる「マゼランバーガー」と、濃厚で贅沢な「きのこバーガー」。どちらもここでしか味わえない、心まで満たされる一皿です。
取材日 2025/11/05
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

マゼラン湘南佐島 Book cafe
住所 神奈川県横須賀市佐島1丁目14-1
電話番号 046-855-3071
定休日 なし
営業時間 10:00-17:30 (L.o.17:00)
アクセス 京急「逗子・葉山駅」よりバス約40分「佐島一丁目」バス停下車、徒歩5分
URL https://www.instagram.com/sajima.mazeran/

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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