三浦「充麦」×横須賀「松坂屋」のコラボ「夏みかんソーセージパン」

Release2024.10.25

Update2024.10.25

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三浦「充麦」×横須賀「松坂屋」 のコラボ「夏みかんソーセージパン」

Release2024.10.25

Update2024.10.25

自分たちで育てた小麦×地域の食材とコラボで生まれた「夏みかんソーセージパン」520円

小麦の栽培からパン作りまで手掛ける三浦の人気パン屋「充麦(みつむぎ)」。なかには、地域の食材とコラボした商品も少なくありません。

数あるコラボのなかの一つに「葉山夏みかんソーセージパン」(520円)があります。使われているのは、横須賀中央にある老舗の食肉店「横須賀松坂屋」のソーセージ「葉山夏みかん&ローズマリー」。横須賀松坂屋の店主の松井さんが手作りしている人気商品のひとつです。

横須賀松坂屋のソーセージには数多くの種類があります。その中から店主の蔭山充洋さんが「葉山夏みかん&ローズマリー」ソーセージを選んだ理由は「柑橘系が好きだから」とシンプル。夏みかんが好きすぎて、夏みかん味のオリジナルビールも作ってしまうほど。

「農家さんの隣で小麦を作っていたりと、食材同士の近さは素材をMIXさせるときのポイントになります。葉山も近いですし、地域の夏みかんを身近に感じて欲しいんです」。

高校時代の縁が再び交差。「まさか一緒に働くとは」

ただコラボするだけではなく、「誰かが作った食材を取り入れると、その人の思いや“気”がパンにも乗るように感じるんです」と蔭山さん。

「知っている人のキャベツを食卓にのせると、ご飯を食べながら自然とその人の話題になります。実際はその場にいないのに、食材を通して同じテーブルにいるような気持ちになれるんです」。

そういった感覚があるからこそ、仲の良い人たちの食材を自分のパンにも取り入れているのです。

もともと松井さんの弟さんと蔭山さんは高校時代からお知り合いだったそうで、仕事をするようになって再会しました。「まさか、松井家と一緒に仕事をするようになるとは思わなかった(笑)」と振り返っていました。

食材を合わせるときに気をつけるのは「和音」のような心地よさ

コラボをするときに気をつけていることについてたずねると「和音」との答え。元DJということもあり、音楽的な感覚がパン作りにも垣間見えます。

「味は音楽でいうコード。不協和音にならないように気をつけています」。

そんな素材の“和音”が楽しめる、横須賀松坂屋とのコラボ商品「葉山夏みかんソーセージパン」は520円です。

取材日 2025/09/09

夏みかん好きが高じて誕生した葉山15ブルワリー「夏みかんエール」(820円)

取材中、偶然お店を訪れた横須賀松坂屋の松井さんに、さっと「ふすま食パン」(ハーフ450円、1本900円)の手土産を渡す蔭山さん。「ふすま」とは小麦の皮の部分で、食物繊維が豊富なのだそう。

地元の食材も多く使ったパンが並びます。

Writerミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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