三浦海岸駅から徒歩5分。海岸へ向かう途中にある「蕎麦処いしい」は開業してまだ1年半ほどですが、地元の方々で賑わっています。
特にお休みの日や夜に大人の常連さんたちが楽しみにしているのは、 “蕎麦屋飲み”にぴったりな日本酒と三崎マグロです。
カウンターに並ぶのは店主・石井太一さんが厳選した珠玉の酒コレクション。入口近くの冷蔵庫の中を覗くと、お酒好きの方なら思わず生唾を飲むようなレア酒が並んでいました。
「“蕎麦屋呑み”なんて言葉がありますが、やはり蕎麦は日本酒とセットですね。合うんですよ」と石井さんも頷きます。
横浜の酒屋に頼み込んで揃えた面々は、実に豪華です。例えば石井さんイチオシ、新政酒造の「No.6 X-type」は、日本最古の酵母である6号酵母を使用した純米大吟醸酒で、地元・秋田県でさえも手に入らない幻の酒なのだとか。
どれを選んでいいかわからないときは「利き酒セット(1合)」(数量限定、1,000円・税込)がおすすめです。石井さん自らセレクトした日本酒を提供してくれます。
蕎麦前に日本酒の肴にするならやはり三崎マグロがおすすめ。日本屈指のマグロ漁港である三崎港は、旬のマグロを水揚げしてすぐに急速冷凍をかけるため、抜群の鮮度で楽しめます。
三崎マグロを刺身にした人気の一品「まぐろの刺身」(単品1,450円・税込)に合う銘柄を伺ったところ、「田酒 純米大吟醸」(1合1,600円・税込)や「花邑(はなむら) 純米大吟醸」(1合1,000円・税込)をおすすめいただきました。どちらもすっきりとした味わいながらコクも感じられ、三崎マグロの脂の旨みを包み込んでくれます。
市場から直送された三崎マグロは、薬味として添えられたミョウガを刺身でくるむと、最高のおつまみに。シャキシャキとした食感とねっとりしたマグロが相まって、日本酒が進んでしまいます。
「僕自身が三崎出身で、やはり地元の人に愛される店にしたかったので、蕎麦とマグロ、そして日本酒をメニューの3本柱にしました。締めにはぜひこだわりの手打ち蕎麦を食べてもらいたいですね」
月明りを頼りに三浦海岸をほろ酔い散歩なんて乙かもしれません。春の風に誘われて、「蕎麦処いしい」で地元の方々と蕎麦屋飲みをしてみませんか。
取材日 2025/2/26
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
蕎麦処いしい
住所 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3338-4
電話番号 046-889-0300
営業時間 11:00~15:00/17:00~19:30(火~金)、11:00~15:00/17:00~20:00(土日)
定休日 月曜
アクセス 京浜急行線 三浦海岸駅より徒歩5分
URL https://www.instagram.com/ich.i1213/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
RECOMMEND
RANKING