“鎌倉のチベット”と呼ばれている、北鎌倉の高台に位置する今泉台。駅から遠く、買い物に不便なこのエリアに、約3年前、鮮魚店がオープンしました。
“鎌倉のチベット”と呼ばれている、北鎌倉の高台に位置する今泉台。駅から遠く、買い物に不便なこのエリアに、約3年前、鮮魚店がオープンしました。
昭和なムードが残る北鎌倉商店街の一角に佇む「サカナヤマルカマ」は、鎌倉市の住民と鹿児島・阿久根市の水産業者が協同運営する新しいスタイルのまちの魚屋。店頭には阿久根市と小田原から届く産直の鮮魚が並び、おいしい魚を求めて地元の住民や遠方からのお客さんたちで賑わいます。
ここを訪れるもう一つの楽しみが、お刺身や魚を使った自家製の惣菜たち。その日に水揚げされた魚を捌いて刺身にしたり、はたまたフライにしたり。鮮度抜群、揚げたてほやほやの惣菜が大人気。買って帰って自宅で楽しむのもいいですが、なんと表の角打ちスペースでこれらの惣菜をつまみにお酒を飲むことができるのです。
角打ちは営業時間中ならいつでも利用できます。ビールケースを詰んだテーブルで昼間からおいしい魚をアテに一杯。ノスタルジックな商店街を眺めながら、明るいうちから飲む少しの背徳感と至福といったら、たまりません…。
惣菜はスタッフたちが毎日、「この魚はこう食べたらおいしそう」とアイデアを出し合いながらひと手間加えた一品として店頭に並びます。この日は「真鯵の刺身」やニンニクを効かせた「カツオのステーキ」、オリーブオイルと合わせた「塩カツオ」など。
揚げ物は、刺身の端材など10種類以上の魚を混ぜた「すり身揚げ」やディルが香る「サバコロッケ」、小田原のカマスを使った「カマスフライ」が登場。
お酒は鹿児島の焼酎をはじめ、缶ビールや日本酒もあり十分のラインナップ。せっかくなので鹿児島の芋焼酎のお湯わりと一緒に、カツオのステーキと揚げ物をいただきます。
カツオの濃厚な旨味が抜群で、ガーリックの香りがお酒のつまみにぴったり。カマスは身がふわふわで衣は揚げたてサクサク。すり身揚げはごろりと入った魚の身の食感もよく、味わい深くて絶品。サバとじゃがいもがマッチしたコロッケは、ほんのりディルがさわかやに香りおしゃれな味わい。開放的なロケーションも手伝って、スイスイお酒が進んでしまいます。
魚を通じて産地と消費者をつなぐこと、魚の知識やおいしく食べる技術を伝えること、丁寧な仕事で魚のすべてを無駄なく活かすこと、環境に配慮し簡易包装を心がけること。「マルカマ」ではこうしたポリシーを掲げていて、刺身や惣菜もその考えから生まれた商品なのです。
お店はいつも活気に満ちていて、スタッフから魚のおいしい食べ方やアレンジなどを聞くのも楽しく、誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気も魅力です。魚の捌き方や一尾丸ごと食べる方法を学べる料理教室やイベントも定期的に開催しているので、気になる人はSNSでチェックを。
買って、食べて、飲んで。北鎌倉の小さな商店街に佇むお魚天国で、鮮魚のおいしさに浸る時間を満喫あれ!
取材日 2025/11/6
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

サカナヤマルカマ
住所 神奈川県鎌倉市今泉台4-12-1
電話番号 0467-38-7017
営業時間 11:00〜18:00
定休日 月・火曜、第二・第四日曜
URL https://sakanayamarukama.com

Writer坂井あやの
雑誌やweb媒体で食・酒・旅にまつわる記事を執筆。町場の酒場から星付きレストランまで、おいしい料理とお酒があると聞きつければフットワーク軽く全国へ足を延ばす。ナチュラルワインとサウナと野球が、日々の癒し&楽しみ。

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