鎌倉で130年以上続く鈴木屋酒店。現在はナチュラルワインの専門店です。塗り潰された壁はワインに最適な湿度を守るためで、入り口は横にあります。
代表取締役の兵藤昭さんは4代目。大学を卒業してすぐに店を継ぎ、30年以上になります。店を継いで、これまでの取り扱い商品を見直しているうちに、ふとワインに目がとまりました。酒の格安販売店などが増え競争が激しくなり、ワインに特化した営業を志すように。そして2000年ごろ、ナチュラルワインが流行の兆しを見せます。
ナチュラルワインを口にした兵藤さんは「飲み心地の良さはもちろん、身体がナチュラルワインを受け入れるようになって、そうでないワインが苦手になりました。例えば、酸化防止剤の入ったワインが飲みづらくなってきたんです。そこからのめり込みました。」と、販売に力を注いでいきました。