佐野四丁目バス停近くにある「青木生花店」は創業60年の老舗花屋です。2代目の店主 青木實さん（76歳）が仕入れから販売まで一人で切り盛りしています。
店舗の建物は築100年。その店舗にぎっしりと並ぶ鮮やかな生花。

カジュアルや贈答用、仏花用など多種多様の圧倒的な品揃えと量に、店を訪れるだけでも癒されます。しかしこれだけ並んでいるお花が、年末には全て売り切れてしまうというから驚きです。

青木生花店には地元のみならず、市外からもお客様が訪れます。その秘密は花の品質と持ちの良さ。仕入れるとすぐに花に適した水揚げ作業を行います。

バラの場合は不要な葉、トゲを取り除き、茎の部分を数十秒ほど熱湯に浸す「湯揚げ」を行います。

青木さんは「花は鮮度が大事。お客様が長く花を楽しんでいただけるように品質の良い花を仕入れて、長持ちするように必ず水揚げの作業をします」と話します。

予算とお好みのカラーを伝えて、ギフト用のアレンジも作ってくれます。

注文を受けて地方への発送等も行っています。取材したこの日はクリスマスの時期ということもあって赤い薔薇を中心としたアレンジをオーダー。バラとかすみ草を手際よくカットして大きな花束にしていきます。この大きさでお値段は2000円。長年通う市場の方との信頼感もあってこのお値段が実現できるんだそうです。

青木生花店には老若男女の数多くのお客様が訪れます。花の扱い方や手入れの仕方なども丁寧に教えてくれます。

元気の秘訣は休日に出かける大好きな釣りとお客様との会話。

弾ける笑顔と美しい花でお客様を迎えてくれます。

取材日　2024/12/24