【横須賀】郵便の父・前島密ゆかりの浄楽寺で感謝の手紙プログラム

Release2025.01.09

Update2025.01.09

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【横須賀】郵便の父・前島密ゆかりの 浄楽寺で感謝の手紙プログラム

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Update2025.01.09

自分にとって、縁の下の力持ちになってくれた方へ。感謝の言葉を贈る体験

横須賀の浄楽寺では、郵便の父として名高い前島密が残した「縁の下の力持ちとなることを厭うな、人のためによかれと願う心を常に持てよ」という言葉を受け継ぎ、感謝の手紙を書く体験を提供しています。

お寺には越前和紙を使用した専用のはがき「感謝葉書」(1セット500円)が用意されており、静かな本堂内で、じっくりと言葉を選んで手紙を書くことができます。はがきの書き方や文例も用意されているので、手紙を書くことが不慣れな人でも安心して参加できるプログラムです。

郵便の父・前島密ゆかりのお寺「浄楽寺」

浄楽寺は、鎌倉時代から続く歴史ある寺院です。三浦一族の一人、和田義盛とその妻が発願し、仏師運慶が造像した仏像五体は国指定重要文化財に指定され、今も尚、こちらのお寺で守り続けられています。また、「お寺は地域のハブとなるべき」と考える浄楽寺副住職の土川憲弥さんは、寺院の活性化と地域文化の発展に力を入れているのです。

そんな浄楽寺の本堂裏手の高台には、前島密翁の墓があります。日本の近代郵便制度を確立し「郵便」「はがき」という言葉を生み出した人です。さらに2016年11月には、没後95年を記念して前島密の胸像を載せた青銅製の特別な郵便ポストも設置されました。

歴史ある寺院での特別な体験を

寺院内の静寂の中で手紙を書く時間は、普段の慌ただしい生活では気づきにくい、周りの人々への感謝の気持ちを見つめ直す貴重な機会。

この取り組みをはじめたきっかけについて、土川副住職は「前島密さんの言葉のように、自分たちにも縁の下の力持ちになってくれた人がいて、今の自分があるんです。まずはその人たちに感謝を伝えることから始めようと思いました」と話します。

年賀状を出し損ねてしまった方に、浄楽寺の本堂から特別な感謝の言葉を贈る。いつもより深く気持ちが届く手紙が書けそうな気持ちになれました。

取材日 2024/09/12

浄楽寺副住職の土川憲弥さん。浄楽寺では他にも体験プログラムが用意されています。

立派な本堂。自由に参拝できます。

仏像彫刻体験やバーチャル運慶発願体験など、多彩なプログラムを行っています。

Writerミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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