【三浦】路地にひっそりと広がるアジア 柴崎朱里さんの「たべごとや みなと」

Release2024.12.10

Update2024.12.12

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【三浦】路地にひっそりと広がる アジア 柴崎朱里さんの「たべごとや みなと」

Release2024.12.10

Update2024.12.12

ガイヤーンは自家製スイートチリソースをたっぷりと!

三崎港近くのアジア料理店「たべごとや みなと」の定番ランチは、タイ風の味付けがうれしい「ガイヤーン」(定食1,200円/単品950円)です。

ガイヤーンとはタイ料理の焼き鳥のこと。鶏肉をスパイスたっぷりのタレに漬け込み、じっくりと焼き上げています。自家製スイートチリソースにつけて召し上がってください。

アジアと日本の調味料で織りなす「みなと流」

創作アジア料理「たべごとや みなと」は、レトロな風景が残る三崎商店街の路地にあります。

営むのは柴崎 朱里さんと岩崎 楓さんの姉妹です。店内はアジアングッズが飾られ異国情緒たっぷりの雰囲気です。カウンター下には見たことがない珍しい調味料がぎっしり。

「調味料を探す旅に出たりもします」と姉の朱里さん。先日は台湾に行き、五香粉(ウーシャンフェン)を購入。その驚きの使い道は……。

「白和えです。五香粉を加えて印象深く仕上げました。ただ、アジアの調味料はそのまま使うと癖が強すぎますので、お醤油を加えて食べやすくするのがみなと流です。いつもの料理と思って食べると、そこに驚きと面白みがあるようにしています」と朱里さんは悪戯っぽく笑います。

親しみがあって懐かしい、そして新しい。台湾風白和えと名付けられた和食の定番は「たべごとや みなと」のスタイルをあらわしているのです。

三崎ではお子さんといっしょにノーストレスな暮らし

朱里さんが三崎に移住を決めたのはコロナ禍のとき。

「都内で子育てをしていました。人との距離が難しくてパニック状態になっていたんです。そのときに母が三崎に一軒家を購入しまして……。落ち着くまでは、と母の家に転がり込んだのが移住したきっかけです」。

そうして生活のすべてが三崎で一変したとおっしゃいます。

「子どもはのびのびできるようになりました。私も解き放たれました。ノーストレスです(笑)」。

そして姉妹で「たべごとや みなと」の開店へと至るのですが、そのお話は妹の岩崎 楓さんにお話しいただくことにしましょう。

取材日 2024/11/08

冬季限定!「するめと塩麹の特製おでん」。自家製の柚子胡椒などつけダレも楽しめます。ぜひ熱燗などと一緒に。

築80年以上の古民家を改装したお店

酒粕入りのオリジナルクラフトコーラ(700円)もランチにおすすめのドリンクです。

テイクアウトのお弁当もあります。「特製シャケ弁当(1000円)」は焼鮭には手作りのスイートチリソースがかかってます。

妹の岩崎 楓さん(左)と厨房に入り調理中。レシピを作る時は2人で相談しています。

Writerしゅんどう

三浦半島在住。「カピバラ写真展」をよこすかポートマーケット、ソレイユの丘などで開催し、自身はカピバラ紙粘土の造形、カピバラ絵本制作を行っている。

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