2023年にオープンした金田漁港近くの喫茶店「こぶたとカモメ」。金曜、土曜、日曜オープンの畑と住宅街にある、癒やしの空間です。
人気の台湾まぜそばは、蛭田一史(かずし)さんの味の記憶と、妻の佳美(よしみ)さんが試行錯誤してつくったクセになる逸品。オーナー夫婦の思い出の味を再現した、トッピングや味変で最後まで楽しめるメニューです。
2023年にオープンした金田漁港近くの喫茶店「こぶたとカモメ」。金曜、土曜、日曜オープンの畑と住宅街にある、癒やしの空間です。
人気の台湾まぜそばは、蛭田一史(かずし)さんの味の記憶と、妻の佳美(よしみ)さんが試行錯誤してつくったクセになる逸品。オーナー夫婦の思い出の味を再現した、トッピングや味変で最後まで楽しめるメニューです。
金田漁港の近くにある喫茶店「こぶたとカモメ」。人気メニューの一つが「台湾まぜそば旨」(1,100円)です。
青森のブランド卵「十六代 真っ赤卵(まっからん)」の卵黄をはじめ、ひき肉・キャベツ・たまねぎ・海苔・ニラが使われたまぜそばに、トッピング・味変・追いめしを組み合わせて自分だけの味わい方を楽しめるのが魅力。
この日はオーナーの蛭田一史(かずし)さんおすすめのコーン(60円)をトッピングしていただきました。
まず食べる前に豪快にかき混ぜます。具材が混ざり合うことで濃厚さが麺に絡み、そこに魚粉の香りが結びつき、うま味が最高潮に。
テーブルには、味変用の自家製ラー油と昆布酢が。自家製ラー油は辛味だけでなく、「たべるラー油」のような複雑な味が油に溶け込んでいました。
なぜ、台湾まぜそばが、お店のメニューに加わったのでしょうか。
お話を伺うと、一史さんが沖縄で10年以上にわたり通っていたという、お気に入りのまぜそばがルーツだそうです。そのお店の味を、妻の佳美(よしみ)さんが真似をして作ってみたところ、予想以上においしくできてしまったことが始まりでした。
初めて食べたとき、「レシピを知らないのに、なぜこんなにおいしく作れるの? と驚いた」と、一史さんは言います。その後、改良を重ねて完全オリジナルの味となり看板メニューが誕生したのです。
「こぶたとカモメ」は、一史さんの祖母が長年営業していた雑貨屋さんのあった場所で経営しています。2018年にかき氷専門店の「気まぐれ屋」としてリニューアルオープンし、2023年に「こぶたとカモメ」として現在のカタチになりました。
料理が得意で調理師免許も持つ佳美さん
「まぜめんは主人も息子も大好きなメニューです。家族が毎週食べても飽きずに『美味しいね』って言えるメニューを提供できるのが一番だと思いますし、私も幸せです」
と優しく微笑む表情が印象的でした。
取材日 2025/5/31
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
台湾まぜそばとかき氷 こぶたとカモメ
住所 神奈川県三浦市南下浦町金田982
営業時間 金・土・日 11:00〜L.O.16:00
定休日 月~木
アクセス 京浜急行「三浦海岸駅」から約15分 バス停「金田」2分
URL https://www.instagram.com/kobutatokamome.miura/
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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