京急線汐入駅から徒歩3分のところに佇むファラフェル専門店 yaam(ヤーム)は、完全ヴィーガンの魅力を存分に楽しめるスポットです。店主が大切にしていることは、これまでにないヴィーガン料理を味わっていただき喜んでいただくこと。

そこで登場するのが、特製のハーブチューハイ（800円）です。

焼酎に生ハーブを漬け込こんだハーブチューハイにはきゅうりのスライスが添えられ、見た目にも爽やかな一杯に仕上がっています。

一口飲むと、ハーブのすっきりとした味わいが広がり、きゅうりの芳醇な香りはまるでメロンのよう。横須賀の爽やかな風を感じさせる一杯です。

ハーブチューハイには、さつまいもチップスを合わせるのが通の楽しみ方。自家製ヴィーガンバターが贅沢にトッピングされています。この一品は、外国人の常連客からのリクエストで作ったメニューには載っていない新作です。

薄くスライスされたさつまいもは、まるで花が咲き乱れるかのように華やかさを演出し、視覚的にも楽しませてくれます。砂糖不使用、さつまいも本来の素朴な甘さが引き立つチップスはキリッとしたハーブチューハイとの相性が抜群です。

手が止まらない美味しさに、思わず時間を忘れてしまいます。

自家製スパイスジンジャーシロップをソーダ割りにしたジンジャーエール（700円）は洗練された一杯。甘味と生姜の心地良い苦味が絶妙に絡み合い、ふくらみのある旨味が口の中で広がります。

ソーダ割りのほかホットのソイミルク割りも選択することができます。

やや甘めのジンジャーエールに合わせるのは、なんと揚げ餃子（3個500円、5個800円）。

香ばしい餃子の皮からは、ジュワッと旨みが溢れ出し、目を瞑って食べれば、まるで肉餃子を楽しんでいるかのよう。この餃子の魅力は、肉の代わりに高野豆腐を使用し、ごま油と五香粉を加えることで生まれる香りと奥行き。

ひと口頬張ると、豊かな風味が広がり、新しい味覚を堪能できます。さらに、ピリッと辛い自家製ハリッサを添えて、ジンジャーエールを一口。

餃子の深い旨味とコクは、ジンジャーエールの甘さとスパイシーさと炭酸のシュワシュワ感と絶妙に絡み合い、まさに至福のひととき。

店主 吉川友太さんは、ほぼ全て自家製で新しいスタイルのヴィーガン料理を追求しています。

「ヴィーガン料理の魅力は多彩です。さまざまなスタイルで新しいヴィーガンの世界を体感し、想像を超える美味しさを味わってほしい」と吉川さんは話します。

甘さと塩味のハーモニーを考えたペアリングは、食事の楽しみを一層引き立てます。また、異なる温度の飲み物と料理の組み合わせは、五感を刺激します。組み合わせによって「こんなにも美味しかったの？！」と素材本来の魅力に気づくことでしょう。

ヴィーガンの方はもちろん、ヴィーガンでない方も吉川さんの豊かな発想から生まれる料理と飲み物を味わいながら、あなた好みのペアリングを楽しんでくださいね。

取材日　2025/2/12

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。