葉山の住宅街にひっそり佇むケーキカフェ「megmog sweets&cafe」。
フランスで修業を積んだパティシエ・菅野めぐみさんが手がけるケーキと、夫・雄大さんが淹れるスペシャルティコーヒーが味わえます。
栗とカシスの組み合わせが絶妙な「モンブラン」をハンドドリップコーヒーとともに、ゆったりとした午後を過ごしてきました。
葉山の住宅街にひっそり佇むケーキカフェ「megmog sweets&cafe」。
フランスで修業を積んだパティシエ・菅野めぐみさんが手がけるケーキと、夫・雄大さんが淹れるスペシャルティコーヒーが味わえます。
栗とカシスの組み合わせが絶妙な「モンブラン」をハンドドリップコーヒーとともに、ゆったりとした午後を過ごしてきました。
ケーキカフェ「megmog sweets&cafe」の看板メニュー「モンブラン」(750円)は、たっぷりと量のある茶色い小山。食べる前にぜひナイフで切り開いてみてください。きっと断面の美しさに驚くはずです。
「土台はパンドジェンヌマロン(焼き菓子)、その上にカシスのムースと果実。クリームにはマロングラッセを刻んだものとラム酒で味付けしています。表層は和栗とフランスの栗のペーストです」と、パティシエの菅野めぐみさんが説明してくれました。
いざフォークですくうと芳醇な甘さが。やわらかいムースやペーストの中でカシスの実やマロングラッセの食感が舌を刺激します。
バリスタで夫の菅野雄大さんがケーキに合わせてくれたハンドドリップコーヒーは「エチオピア」(550円)。フルーティーな風味が特徴の浅煎り焙煎が、ケーキの個性を引き立てています。ハンドドリップコーヒーは詳しい解説の書かれたカード付き。
めぐみさんの愛称である「めぐもぐ」からネーミングした「megmog sweets&cafe」は、葉山の住宅街にひっそりとたたずんでいます。
店内は白を基調としたシンプルなレイアウト。右側には3人掛けのテーブルがひとつ、左側には2人掛けのテーブルが4つ。中央の通路は広くとり、テイクアウトのお客様もイートインのお客様も心地よく過ごせる工夫がなされています。
取材中も地元の方がひっきりなしに訪れていました。
さらに入口近くの壁に鮮やかな色彩の抽象画が目に飛び込んできました。
「これは妻の友人が描いてプレゼントしてくれました。私と妻と子どもたちを表しています」
妻のめぐみさんは東京都内のご出身。
パティシエは憧れの職業であり、専門学校で2年間学んでから就職しました。
「本場で技術を習得するために、フランス語講座を聴いて語学も身につけていきました」
めぐみさんの地道な努力が実り、20代の終わりに渡仏。好きなお店のシェフのもとで充実した時間を過ごしたそうです。
帰国後に勤めたイタリアンで雄大さんと知り合います。雄大さんいわく「妻は職人。菓子作りの姿勢は驚くほどストイック」
10年前に葉山に移住し、それぞれ別の会社で働きながら、独立の機会を探っていたところ、2022年に今の物件に出会いました。
「そんなにすぐに独立ということは考えていなかったんですが、この機会を逃してはいけないと思い切りました。地元の人たちも気軽に接してくれて、味が伝わっていると感じます」と、めぐみさん。
舌の肥えた葉山民が唸ったスイーツたち。雄大さんが淹れるスペシャルティコーヒーとともに味わいに訪れてみてください。
取材日 2025/10/16
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

megmog sweets&cafe
住所 神奈川県三浦郡葉山町堀内518-2
営業時間 12:00頃〜19:00(最新情報は公式インスタグラムを確認)
定休日 月曜日
アクセス 京浜急行バス「元町」徒歩1分
URL https://www.instagram.com/meg_mog_sweets.cafe/

Writer深川岳志
フリーライター。兵庫県生まれ、東京都杉並区在住。IT入門系のほか、取材もの全般。ライトノベルの校正も手掛ける。ふだんは小説ばかり読んでいる。著作は「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」ほか。

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