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横浜市立大学の学生サークル「三浦半島研究会」が、“日常からちょっと離れられる”場所をテーマに、足で探して取材した全3回の連載企画「三浦半島 没入の旅」。海辺のカフェ、路地裏の名店、まちの人とのふれあいまで――学生だからこそ見つけられた、素顔の三浦半島をお届けします。旅するように読んでみてください。
神武寺駅から徒歩5分、逗子の住宅街にある「リッラ・カッテン」は、スウェーデン菓子と絵本の専門店です。スウェーデン文化に魅せられたご夫婦が営み、現地の暮らしや食文化を伝えたいという思いから誕生しました。店内のショーケースには、プリンセスケーキやスパイスの効いた焼き菓子が美しく並び、北欧の空気を感じられます。イートインでは、選んだ北欧食器にお菓子が添えられ、絵本のような時間を楽しむことができます。食材やレシピもすべてスウェーデン式で、季節限定のクッキー缶やシュガーケーキなども人気です。物語の中に入り込んだような空間で、北欧の穏やかなひとときを体験できます。
逗子の住宅街にひっそり佇む「andsaturday coffee&cakes」は、土曜日のような穏やかな時間を誰もが過ごせるようにと生まれたカフェです。築40年の元耳鼻科を活かした店内には、アンティーク家具や桜貝を使ったカウンターが並び、どこか懐かしく心地よい空間が広がります。看板メニューの「サタデーシトロン」はレモンとピスタチオが香る贅沢なケーキ。オリジナルブレンドの珈琲とともに、週末だけのくつろぎを楽しめます。また、店主夫妻が企画する「海街珈琲祭」などのイベントを通じ、コーヒーで街と人をつなぐ活動も。カフェも企画も「本業」と語る2人の想いが詰まった、訪れる人の心をほどく場所です。
週末だけ開く「Beach Wellness Lounge カフェ ラプンタ」は、三戸浜海岸を望む絶好のロケーションにあります。シャワーやドッグランを併設し、愛犬連れや子どもたちにも親しまれる“地域のリビング”のような存在です。注目は、エチオピア産「マザーツリー」の豆を自家焙煎した「アロマアイスコーヒー」。氷水入りワイングラスで少しずつエスプレッソを足して楽しむ独自のスタイルが魅力です。姉妹都市・オーストラリア産チーズを使ったパスタも必食。オーナー野田さんの温かな人柄と丁寧な説明も印象的で、海辺の暮らしに没入できる癒しの空間です。
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