【逗子】魚屋育ちの目利き店主。城所亮次郎さんが揚げるサクふわ極上アジフライ「魚佐次」

Release2025.03.05

Update2025.03.17

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【逗子】魚屋育ちの目利き店主。城所亮次郎さん が揚げるサクふわ極上アジフライ「魚佐次」

Release2025.03.05

Update2025.03.17

魚屋直営の鮮度と技が光る「アジフライ定食」(1,050円)

逗子マリーナからすぐの「和食 魚佐次」。創業時からの看板メニュー「アジフライ定食」(1,050円)を提供し続けて約40年。今も受け継がれる大きな鍋で、丁寧に揚げられています。

アジフライは適度な厚みのある身が特徴で、外はカラッ、中はふわりと柔らかな仕上がり。

もちろん、しっかりボリュームもあります。メインとなるアジは、その時期最も良い状態の魚を厳選して使用。シンプルな調理法だからこそ、素材の良さと職人技が際立ちます。

魚屋との絆が育む確かな味

「小さい頃から魚ばかり食べてましたから」と語るのは、店主の城所亮次郎(きどころりょうじろう)さん(40歳)。魚への深い理解が、確かな料理の味につながっています。

「和食 魚佐次」は、逗子駅前の鮮魚店「魚佐次商店」と経営は別ながら、姉妹店のような関係を築いています。城所さんの父が鮮魚店に関わっていた縁で、同じ仕入れルートを活かし、その日最も良い状態の魚を仕入れているのです。

建築業から定食屋へ。休日は夜営業用のお酒探しへ

大学では建築を学び、卒業後は建築現場の監督として勤務していました。

建築の仕事が過酷だったことと、母親が経営していた「魚佐次」を継ぐ話が持ち上がったことから、25歳の時に引き継ぐ選択をします。「最初は『また建築業に戻るかな』と思っていたんです」と振り返りますが、今はこの道を真摯に突き進んでいます。

土日限定の夜営業は、城所さんが引き継いでから始めました。「お客様が好む辛口のお酒を中心に、自分で酒屋さんを回って選んでいます」と意欲的。

また生まれ育った地域への貢献も忘れません。地域の八百屋さんがなくなったときは、近所の方のために、仕入れた野菜の一部を店頭で販売するようになり、周辺の住民からとても喜ばれています。

城所さんが選んだ道は、生まれ育った地域の食生活を守ることにも繋がっているのです。

取材日 2025/02/05

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

店舗の前では野菜やお漬物が売られています。地元の八百屋としても大切な存在です。

サクッとした食感になるように配合された伝統の衣を手早く付けてきます。

落ち着く雰囲気の店内。平日は昼営業のみ。土日に限り、夜営業も行っています。

Writerミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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