三浦海岸沿いの国道から一本入った通りにある「御自愛喫茶 TEA & SNACKS」。疲れた心や体を植物の力で癒したい。そんな思いでつくられたお店ではコーヒーや紅茶の代わりに薬膳茶を提供しています。
三浦海岸沿いの国道から一本入った通りにある「御自愛喫茶 TEA & SNACKS」。疲れた心や体を植物の力で癒したい。そんな思いでつくられたお店ではコーヒーや紅茶の代わりに薬膳茶を提供しています。
スタッフの伊藤さんが薦めてくれたのは「八宝茶」(カップ 580円/ポット 1,400円・すべて税込)です。「八宝」には“色んなもの”という意味があり、茶葉をベースに漢方や果物、花などをブレンドするのが特徴なのだとか。
御自愛喫茶ではプーアル茶ベースの「すっきり」と、ジャスミン茶ベースの「リラックス」の2種類があり、いずれも時季に合わせて独自に漢方を調合してくれます。
「ジャスミンや陳皮、棗(なつめ)が入った『リラックス』は、寒さでこわばった心と体をゆるめてくれます。他にも巡りを良くする龍眼、体を温めるクコが入っているので春のティータイムにぴったりです」
お湯を注ぐとポットの中でクルクルと茶葉や果物が踊りだす様子はなんとも可愛らしく、癒されます。ジャスミンの華やかな香りとほのかな甘みを感じる味わいが、じんわりと体に染み入ります。
「春は『薬草茶』もおすすめです。人は寒い冬を乗り越えるために、栄養と一緒に毒素を溜めこんでしまいます。だから苦みのある薬草を体に取り込んで排出を促すと、巡りが良くなります」
“苦み”と聞いて覚悟しましたが、はとむぎ茶をベースにしている「薬草茶」(カップ 580円/ポット 1,400円・すべて税込)は香ばしく、すっきりとした後味で飲みやすい印象でした。
「四季がある日本は自然を感じやすい風土です。自然由来の漢方は人間の中に眠る“生きる力”を引き出してくれるので、御自愛喫茶ではお客さまの調子によってお茶をおすすめしています」
伊藤さんにご自身の御自愛方法を伺ったところ、やっぱり薬膳茶を飲むことなのだとか。
「朝の忙しい時間帯にこそ、温かいコップに両手を添えてゆっくり体を温めるように薬膳茶を飲み、一息つく時間を設けるのが私の究極の“御自愛”です」
夜も薬膳茶を淹れて一日をリセットするそう。
「このルーティーンができてから、リラックスする時間の大切さが身に沁みています。お客さまにもお店でゆっくりお茶を飲んで、心と体どちらのスイッチもオフにしてくれると嬉しいです」
取材日 2025/2/26
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
御自愛喫茶 TEA & SNACKS
住所 神奈川県三浦市南下浦町上宮田530-2階
電話番号 046-876-6662
営業時間 14:00〜19:00
定休日 火曜
アクセス 京急久里浜線・津久井浜駅 徒歩12分
URL https://www.instagram.com/gojiaikissa/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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