横須賀市三春町、国道16号線から一本入った住宅街に佇む和食・天ぷらの店「四代目埼玉家 和心 天まる」は、創業105年を超える老舗です。
大野賢一さんが4代目の店主としてお店を切り盛りするようになって14年。
天ぷらを中心にうなぎ・揚げ物・うどん・そばなど、和の食事を幅広く楽しめるお店には、変わらぬ味と丁寧な仕事が受け継がれています。
横須賀市三春町、国道16号線から一本入った住宅街に佇む和食・天ぷらの店「四代目埼玉家 和心 天まる」は、創業105年を超える老舗です。
大野賢一さんが4代目の店主としてお店を切り盛りするようになって14年。
天ぷらを中心にうなぎ・揚げ物・うどん・そばなど、和の食事を幅広く楽しめるお店には、変わらぬ味と丁寧な仕事が受け継がれています。
横須賀市の国道16号線から一本入った住宅街に佇む和食・天ぷらの店「四代目埼玉家 和心 天まる」。
人気メニューの1つ「じゃんぼ海老天丼」(1,800円)は、重箱からはみ出さんばかりの海老天が2本に、野菜の天ぷらも添えられたもの。海老の種類は、その時々で美味しく、大きなものを選んで使っています。
タレのかかった天ぷらは、ぷっくりとした海老と、ふんわり感が出る衣のコンビネーションが絶妙の歯触り。「天ぷらを揚げる油は、サラダ油7とごま油3の比率が基本的な配合なんですよ」と、大野さんは語ります。
甘辛のタレは濃さが控え目で、一口ごとに「もう少し食べたい」と食欲をそそるような味わいです。
「湯炊き」という方法で炊かれたご飯はタレが染みこみやすく、天ぷらの良きパートナーになってくれます。
満足感のある味とボリュームで、お腹も心も満足させてくれる一品です。
初代が埼玉で創業した後、横須賀に移転してきたという「四代目埼玉家 和心 天まる」。お店に残る、横須賀警察署から発行されたもっとも古い営業許可証は、105年も前のものでした。
「それより古い記録がないんですよ。105年とは言っているんですが、実際にはそれより前からこの土地で営業に転していると思います。詳しいことはわからないんですけどね」と大野さん。
中華そばや定食から始まり、代がかわるごとに、寿司・そばなど様々な和食を提供してきました。修業中にスッポン料理やふぐ料理、すき焼きなども経験してきた大野さんは、天ぷらに磨きをかけながらさらに和食を充実させ、現在に至っています。
真摯に和食に取り組むなかで、道具も大切にしています。修業を始めたときに使い始めた包丁は、35年間丁寧に研ぎながら使っているうちに、写真下の大きさのものが上のサイズになりました。
中学生の頃の大野さんは、後にJリーグに参加するチームの下部組織で、ゴールキーパーとしてプレーしていました。しかし怪我のためサッカーの道を諦め、幼い頃から見続けていた両親と同じ料理人の道を歩みました。
「天ぷらは、コシのある油で揚げて油ぎれを良くすること。お吸い物の塩分濃度は0.9%〜1.1%に抑えること。こうした基本を守ったうえで、味の工夫をしていくのが私たちプロの仕事なんですよ」
難しいことをあっさり言ってのけるその姿に、食の伝統を守り続ける人の強さを感じました。和食の道を志して35年。学び守ってきた味をお客様に味わっていただこうと奮闘中の大野さんです。
取材日 2025/9/2
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

四代目埼玉屋 和心 天まる
住所 神奈川県横須賀市三春町1-21
電話番号 046- 822-3140
営業時間 11:00~14:00 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 水曜日、第3火曜日
アクセス 京浜急行「県立大学駅」より徒歩8分
URL https://www.wagokorotenmaru.com/
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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