【鎌倉】こだわりの日用品・雑貨が集る「STOVE」石川隼さんのコンセプトは愛着

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【鎌倉】こだわりの日用品・雑貨が集る 「STOVE」石川隼さんのコンセプトは愛着

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本業とは別に立ち上げた家具と雑貨のセレクトショップ

鎌倉駅から徒歩15分、材木座の住宅街にある「STOVE(ストーブ)」はオリジナルのオーダーメイド家具と日用雑貨を扱うお店。実は、店長の石川隼さんは住宅のリノベーション、店舗等のデザインが本業です。

「リノベーションの雰囲気を見てもらうショールームにしようと思っていたんです。でも、住宅街なので地元の人にも来てもらおうと、家具などを扱うセレクトショップのような形に変わりました」と石川さん。

さらに「商品を通じてさまざまなモノの価値観を伝えたい」気持ちもありました。

コンセプトは「愛着が湧くこと。長くつかえること」

さまざまな商品がある中で、同店のコンセプト「愛着が湧くこと。長くつかえること」を示す品として紹介してくれたのが「宮島製作所」(広島県)の杓子(バター用・ジャム用など660円~)。お米用、フライ返し用、餃子の餡を包む用など、種類もたくさん。

注目してほしいのは、使い込むことで表れる変化。左端にある飴色の杓子は石川さんが2年使い込んだものです。

「毛羽立ったり、ずっと水につけておけないなど、確かにハードルの高い商品です。でも、使い続けるとこんなふうに艶が出てくるんですね。そうすると、使う時にテンションが上がるじゃないですか? それが、“愛着”なんです」

店内には、石川さんが使って愛着を感じられた品ばかりを揃えているそうです。

東京を離れ、念願の鎌倉でお店を持ちたかった

大学卒業後、イギリスとドイツで家具づくりを学んだ石川さん。帰国後は東京の会社でオーダーメイド家具と設計を担当し、約11年前に独立しました。「忙しない東京を離れ、鎌倉でお店を持ちたい」と思い立ったのです。

なぜ鎌倉かというと、結婚前の奥様が先に鎌倉で暮らし始めていたから。遊びに来た際に「ここだ!」と感じ、そこから物件探しがスタートしました。

「火の集まるところに人は集まる。その全体をデザインしたい」が店名の由来だというSTOVE。ものに対する見方を変えてくれるお店です。

取材日 2024/11/21

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

老舗メーカー「木村硝子」のグラス(715円~)は、マシンメイドとハンドメイドをそれぞれ販売中。ハンドメイド(手前右)のほうがマシンメイド(手前左)より明らかに薄いことがわかります。

鎌倉在住の作家・後藤典子さんによるラグやカシミヤマフラー(カシミヤマフラーが25,300円~)。手紡ぎ、手染め、織りなどすべての工程が手作業。

1857年にドイツでつくられた鉄のフライパン(22,000円~)。手入れが大変ですが、今も現役です!

Writer寺西ジャジューカ

1978年生まれ。数年間の異業界での活動を経てライターに転身。得意分野は芸能、音楽、ドラマ評、(昔の)プロレス。『証言UWF』などで執筆。東京生まれだけに地方のおいしいものに憧れがある。

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