サクッと軽やかな衣の音とともに、噛むほどに広がる肉の旨み。ふっくらジューシーな「特選大ヒレカツ定食(2300円税込)」は、特別な銘柄豚のヒレ肉を贅沢に使った一皿です。ひと口目から心を掴まれる味わいに、思わず笑みがこぼれます。
存在感ある大きなヒレカツに、もちもち食感の「山形つや姫」のご飯、深いコクを感じる横浜赤だしの味噌汁、そしてビーフコンソメで漬けた自家製大根の漬物など…。どれもが、丁寧に仕立てられた、老舗とんかつ専門店ならではのこだわりが評判です。
サクッと軽やかな衣の音とともに、噛むほどに広がる肉の旨み。ふっくらジューシーな「特選大ヒレカツ定食(2300円税込)」は、特別な銘柄豚のヒレ肉を贅沢に使った一皿です。ひと口目から心を掴まれる味わいに、思わず笑みがこぼれます。
存在感ある大きなヒレカツに、もちもち食感の「山形つや姫」のご飯、深いコクを感じる横浜赤だしの味噌汁、そしてビーフコンソメで漬けた自家製大根の漬物など…。どれもが、丁寧に仕立てられた、老舗とんかつ専門店ならではのこだわりが評判です。
北久里浜駅から徒歩15分。昭和の面影が残る「とんてつ」は、創業30年を超える老舗のとんかつ専門店です。
店主の髙橋幸治さんは、先代の父・吉五郎さんの跡を継いだ二代目。吉五郎さんは、鎌倉の飲食企業でイタリアンのシェフとして長年勤め、グループ各店の指導にも携わってきた料理人でした。そんな父が、修行した横浜の老舗とんかつ店の技をもとに立ち上げたのが「とんてつ」。親子二代にわたり、変わらぬ味と真心を守り続けています。
特選大ヒレカツに使うのは、両親の出身地・山形県の「認定山形豚」。清らかな水に育まれた豚は、臭みがなく、きめ細やかで柔らかい肉質が特長です。赤身ながらしっとりとした甘みがあり、噛むほどに肉の旨みが広がります。
衣には粗めで糖度の高い生パン粉を使用。卵白の粘りが強い山形から取り寄せる卵をミルクと水で溶き、絶妙な圧でまとわせることでパン粉を立たせ、サクサクの香ばしさと軽やかな口当たりを生み出すと、幸治さんは言います。
最大のこだわりは、創業時から使い続ける特注の“鉄鍋”。カウンター席からも望め、香ばしい音と香りに食欲が高まります。
熱伝導率が高いこの厚肉な鉄鍋には、サラダ油・ラード・白絞油・パーム油の4種を伝統の配合でブレンドし、揚げた後は油から上げて「蒸し揚げ」。余熱で中までじっくり火を通すことで、外はカリッと、中はふっくらジューシーに仕上がります。
父の味を守りたい」と語る幸治さん。先代が残してくれた大切なレシピをもとに、火加減や油の温度を日々見直しながら、理想の味を追求してきました。肉と衣の旨みが際立つ特選ヒレカツは、ソースありでも、そのままでも十分に楽しめる逸品です。
ご飯は、両親の出身地の認定生産者のみが栽培できる「山形つや姫」を使用。艶やかで甘みがあり、特選ヒレカツとの相性も抜群。添えられる自家製キャベツのマリネやポテトサラダ、大根の漬物などもヒレカツと合う丁寧な味付け。合わせて食べるハーモニーが楽しめます。
今も常連客に加え、口コミで遠方から訪れる人も多い「とんてつ」。丁寧な手仕事に加え、ランチにはアイスコーヒーのサービスがあるなど、温かなもてなしも魅力です。親子二代で通う常連が絶えないのも頷けます。
鉄鍋で揚げる極上の“とんかつ”を、ぜひ味わいに訪れてみてください。
取材日 2025/10/14
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

とんてつ
住所 神奈川県横須賀市根岸町4丁目16-8
電話番号 046-837-3656
定休日 月曜
営業時間 11:00-15:00(L.O 14:45) 17:00-21:00(L.O 20:30)
アクセス 京浜急行線「北久里浜駅」から徒歩15分

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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