ふたを開けた瞬間、湯気とともに広がるやさしい地蛸の香り。薄桃色に艶めくご飯には旨みがしっかり染み込み、ぷりぷりとした弾力が噛むほどに味わいを深めていきます。
三浦半島で獲れた地蛸を贅沢に使い、一釜一釜丁寧に炊き上げる「たこ釜飯定食(2450円税込)」は、ここでしか味わえない本物の一品です。
ふたを開けた瞬間、湯気とともに広がるやさしい地蛸の香り。薄桃色に艶めくご飯には旨みがしっかり染み込み、ぷりぷりとした弾力が噛むほどに味わいを深めていきます。
三浦半島で獲れた地蛸を贅沢に使い、一釜一釜丁寧に炊き上げる「たこ釜飯定食(2450円税込)」は、ここでしか味わえない本物の一品です。
横須賀市鴨居の「海鮮料理 鴨鶴」は、昭和の風情ある建物を改装した海鮮料理店。店の前には鴨居八幡神社の大鳥居が立ち、昔ながらの漁師町らしい景色が広がります。
店主・飯田伸也さんは鴨居出身。祖父の代から漁師や魚屋を営む家に育ち、鮮魚が身近な環境で育ちました。横浜の料亭で10年以上腕を磨いた後、父の仕出し店を改装し、2000年に現在の店として再出発。現在は奥さまの環さんや家族と共に、地元の海の恵みを生かした料理を提供しています。
鴨鶴のこだわりは、鴨居港に揚がる“生きている魚介”を自ら目利きして仕入れること。刺身、フライ、あら汁まで、鮮度を活かした料理を求め、開店前から遠方客が行列を作ります。
「米が好きで、米と一緒に楽しめるメニューを作りたい」というのが「釜飯」誕生のきっかけと飯田さんは振り返ります。
サザエや穴子、鯛などから選べ、中でも一番人気が「たこ釜飯」。主役となる地蛸は、鴨居港で揚がるものを活きたまま仕入れ、店主自ら丁寧に下処理。食感と火の通りを見極め、最適な状態に切り分けます。
お釜には、茨城産コシヒカリに、飯田さんが基本配合という味わいのベース、薄口醤油・白醤油・昆布を合わせた出汁の上に、たっぷりの蛸が敷き詰められます。
炊き上げの要は、奥さま・環さんが担う火加減の調整。強火から蒸らしまでの流れを五感で見極め、気候によって火力や蓋で圧をかけるタイミングを細かく調整します。水分が抜け「パチパチ」と音がすれば火からおろし、5分程度蒸らして完成。
ふたを開ければ淡い桜色のご飯と、噛むほどに旨みがあふれる地蛸の豊かな香りが立ちのぼります。噛むたびに弾けるタコの食感と、ふっくら艶やかに炊き上がった米の芳醇な甘みが見事に調和します。
「たこ釜飯」は注文後に炊き上げるため、提供まで20分ほど。その間は、前菜のきのこの煮浸し、ふっくら甘めの厚焼き卵、ほのかな酸味と粒マスタードがアクセントのポテトサラダが供され、優しい味わいに、丁寧さを感じます。
さらに、釜飯に添えられる活魚で仕入れたキンメダイ・カンパチ・ヒラメによる刺身3種と、地魚の頭や骨から取る濃厚なあら汁も人気。魚の風味がしっかり溶け込んだ味噌汁は、たこ釜飯との相性も抜群です。
ふたを開けた瞬間に声が上がるほど人気の「たこ釜飯」。噛むほどに広がる地蛸と米の旨みは、一釜の満足感そのものです。鴨居の海辺の風景とあわせて、心もお腹も満たされるひとときを楽しめます。
ぜひ鴨居の老舗「海鮮料理 鴨鶴」を訪れてみてください。
取材日 2025/11/20
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

海鮮料理 鴨鶴
住所 神奈川県横須賀市鴨居3丁目6−3
電話番号 046-841-0731
定休日 水曜日(不定休あり)
営業時間 11:30~14:00(釜飯LO13:45) / 夜営業(17:00~20:00)は要予約
アクセス 京急「浦賀駅」よりバス観音崎行き約10分「鴨居」バス停下車、徒歩1分
URL https://www.instagram.com/kamotsuru_yokosuka/

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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