三浦海岸駅から歩いてすぐにあるコワーキングスペース「Cafe134」では、自家焙煎のハンドドリップコーヒーのほか、地域のおいしいものを選りすぐった軽食が評判です。中でも、「ネギトロタワー丼」(2,200円・税込)は、そのボリューム感と濃厚なまぐろの味わいにファンの人も多いのだとか。
丼の上に山のように乗せられたネギトロは、ねっとりとした濃厚な味わい。付属の温泉卵を乗せて絡ませれば、ごはんが足りなくなるほど。男性でも満腹になること間違いなしのボリュームです。
この「ネギトロタワー丼」には、三崎のマグロ問屋から仕入れたアフリカ・ケープタウンなどのいわゆる特殊漁場で獲れる希少なマグロが使われています。極寒で波が荒いケープタウン沖は、本マグロで有名な青森・大間と似たような環境で、そこを泳ぐマグロの脂ののりは抜群だと、オーナーの吉井豊さんが話してくれました。
「三浦海岸に訪れる方々の目当ては、やっぱり三崎マグロです。しかし行楽時期になるとどこも満員で目当てのお店に入れないことも。そこでうちでも軽食で提供できないかと思い、三崎のマグロ問屋から他に引けを取らない上質なマグロを仕入れました」
「三浦海岸にせっかく来たのなら、楽しんでもらいたい」と話す吉井さんは、実は三浦海岸で開催されている飲み歩きイベント「バルウォーク」の企画メンバーのひとり。開催のきっかけは2024年夏、三浦海岸の海水浴場が閉鎖したことにありました。
「本来ならハイシーズンの夏に三浦海岸が閑散としてしまう。そこで近隣の飲食店に声をかけ、連日ここで会議をして『MIURA BEACH うみあかり』と『バルウォーク』の開催を決定しました。元々地域にも各組合がありますが、この2つは有志による企画です。それだけ界隈の飲食店には危機感がありました」
結果はどちらも大成功。「MIURA BEACH うみあかり」は夕暮れから砂浜をライトアップし、サンドソファのうえでお酒と音楽を楽しめるイベントに。飲み歩きが楽しめる「バルウォーク」は夏・秋、そして今年2025年春にも開催され、三浦海岸近辺の飲食店の半数以上が参加するなど、盛り上がりを見せました。
「我々は開店して1年も経っていない新参者なのに、地元の皆さんが温かく受け入れてくれました。今後も地域と一緒に盛り上げていきたいです」
取材日 2025/3/27
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
コワーキング Cafe134
住所 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3376-2
電話番号 046-874-7012
営業時間 10:30~18:30
定休日 水曜(年末年始を除き、祝日やイベント時は営業)
アクセス 京浜急行 三浦海岸駅から徒歩2分
URL https://134.jp/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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