京急大津駅すぐの「Owl’s Dream ART CAFE BAR」は、店主が手がける色鮮やかなチョークアートが目に飛び込んでくるアートカフェ。
店主は、豪華客船で修行を積んだ料理人でもあり、その確かな腕前にも注目です。
聞き馴染みのない「モンテクリスト」は、船上での経験をもとに提供される、ここならではの絶品メニューです。
京急大津駅すぐの「Owl’s Dream ART CAFE BAR」は、店主が手がける色鮮やかなチョークアートが目に飛び込んでくるアートカフェ。
店主は、豪華客船で修行を積んだ料理人でもあり、その確かな腕前にも注目です。
聞き馴染みのない「モンテクリスト」は、船上での経験をもとに提供される、ここならではの絶品メニューです。
ハムとチーズを挟んだクロックムッシュと、それに目玉焼きをのせたクロックマダム。この2つの中間というべき絶品サンドが「モンテクリスト」(920円)です。
珍しい名称のメニューですが、横須賀・大津にあるアートカフェバー「Owl's Dream ART CAFE BAR」では、これを堪能できます。
パンに挟まっているのは、マスタード・マヨネーズが塗られたチーズとハム。具材のこってり感と、パンの部分のふわっとした味わいが独特です。ちょっとしたジャンク感もあり、頭の片隅にカロリーを気にしつつも、美味しさで一気に食べきってしまいます。
店主の大川内隆雅(おおかわちたかまさ)さんが、かつてクルーズ船で働いていたとき、まかないで食べたのが出会いでした。レシピを知り、今では大津の隠れ名物になっています。
一緒に頂いた「アイスミルクティー」(550円)は、茶葉を鍋で煮出した紅茶で作ったもの。グラスデザインは大川内さんによるものです。
提供時にはミルクと紅茶の層に分かれ、かき混ぜるのがもったいなく感じました。濃厚なのに渋くなく、ガッツリ系のモンテクリストにピッタリです。
提供する料理やお茶のビジュアルの美しさは、現役のチョークアーティストとして活躍する大川内さんの感性を物語っています。
2017年1月に「Owl's Dream ART CAFE BAR」をオープンするにあたり、看板を自分で描きたいことがきっかけで2016年からチョークアートを学び始めました。
「チョークアートだけ学ぶつもりだったので、まさかこんなにデッサンするとは思わなかったんですよ。横浜の学校に通っていたのですが、周りの生徒さんは上手な人ばかりで、心が折れそうになっていました(笑)」
学生時代、部活は卓球部、得意な科目は国語と、美術と縁がありませんでした。しかし、めきめきと上達し、2017年7月には作品を発表するようになり、さらに2019年からは世界中の展示会で出展・入選しています。
文武両道ならぬ食芸両道ですね。
お店の前で大川内さんが手をのせているのは、オープン時に作ったチョークアートのA型スタンド看板。
「だいぶ色あせてしまって」と語りますが、より一層、味が出てきていると思います。
静かな街並みできらりと光るアートと食の空間、大津から世界に発信する拠点となりそうです。
取材日 2025/6/02
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
Owl's Dream ART CAFE BAR
住所 神奈川県横須賀市大津町3-19-2 飯島ビル1階
電話番号 070-1265-4555
営業時間 12:00~終了時間不定
定休日 Webサイト参照
アクセス 京浜急行「大津駅」から約1分
URL https://www.owlsdream-chalkart.com/
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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