金田漁港近くにある「こぶたとカモメ」は週末限定で営業する人気喫茶店。
ふわふわのかき氷を求めて県外からのリピーターも訪れる行列必至の人気店です。
蛭田一史(かずし)さんと、妻の佳美(よしみ)さん夫婦がかき氷ファンを虜にするこだわりの作り方や人気フレーバーをご紹介。
特に看板メニューの「ベリーとピスタチオ」は、ピスタチオファンにはたまらない一杯に仕上がっています。
金田漁港近くにある「こぶたとカモメ」は週末限定で営業する人気喫茶店。
ふわふわのかき氷を求めて県外からのリピーターも訪れる行列必至の人気店です。
蛭田一史(かずし)さんと、妻の佳美(よしみ)さん夫婦がかき氷ファンを虜にするこだわりの作り方や人気フレーバーをご紹介。
特に看板メニューの「ベリーとピスタチオ」は、ピスタチオファンにはたまらない一杯に仕上がっています。
金田漁港そばの「こぶたとカモメ」は、ふわふわなかき氷を求めて県外客が行列をなす人気店です。中でも人気は「ベリーとピスタチオ」(1,300円)。
ふわふわのかき氷には自家製ベリーソースに、自家製練乳もタップリかかっています。練乳は「市販のものでは満足いくモノがなかった」というオーナーの蛭田一史(かずし)さんと妻の佳美(よしみ)さんが試作を重ねて完成させた濃密なもの。
外にはピスタチオ練乳がかかっていて、バランスの良い酸味と甘味を堪能できる一品です。
氷を崩しながら食べ進めると、中からも味わい深いソースと自家製練乳の部分が現れます。最後までふわふわが続くかき氷は、特に夏の三浦海岸レジャーの締めくくりに相応しいメニューだと感じました。
長らく一史さんの祖母が営業していた雑貨店があった場所を2018年にかき氷専門店「気まぐれ屋」としてリニューアル。
行列店になるまでに成長しましたが、その後、夏季のみの営業だったのを通年にしていこうと考えたタイミングで、店名を今の「こぶたとカモメ」に変更し、薬膳茶、台湾カステラ、台湾まぜそばなどのフードメニューを増やしていきました。
大きな窓から光が射し込む明るい店内には、カウンターやテーブルの椅子席があります。お客さまの増加により、それまで居間だったスペースも客席用に拡張しました。カウンター席はワンちゃんと一緒に入れる席です。
一史さんは、食べるのが好きで年間500軒前後食べ歩き、過去には、堀江貴文氏の「TERIYAKI」というグルメメディアやアプリの立ち上げや編集長などを経験。
現在も有名飲食チェーンのマーケティング責任者を務めるなど、飲食ひと筋の人生を過ごしてきました。その経験を活かし、今は三浦に住み、平日は東京で仕事、週末は家族で「こぶたとカモメ」の運営をしています。
「都内の主要なかき氷屋さんはおおよそ回りました」と、徹底的な市場調査をしている一史さんですが、お店を運営するときに特に気に掛けていることが、「三浦の外の人々が金田まで通ってもらえるためにどうしたら良いか」という点です。
飲食店の経験はマーケティングに活かすことができ、マーケティングの知識は「こぶたとカモメ」の経営に役立っています。
「地元で自分の経験を活かして何かできるといいな、と思っています。今は小さいお店ですが定期的にお客さまが来たくなるような場所を、食を通して作っていきたいですね」
マーケティングや経営のプロである一史さん。人が集まる場づくりの挑戦はこれからも続きます。
取材日 2025/5/31
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
台湾まぜそばとかき氷 こぶたとカモメ
住所 神奈川県三浦市南下浦町金田982
営業時間 金・土・日 11:00〜L.O.16:00
定休日 月~木
アクセス 京浜急行「三浦海岸駅」から約15分 バス停「金田」2分
URL https://www.instagram.com/kobutatokamome.miura/
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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