葉山にある「Sunny Side Kitchen」は、バーガーやステーキなど本場アメリカの肉料理をカジュアルに楽しめる人気店。店内では英語も飛び交い、地元の人から外国人まで、多くの客でにぎわいます。
オーナーシェフの小沢充さんは、都内や横浜の有名店で6年以上にわたり腕を磨いてきました。海外の料理番組や書籍からも学び、素材や調理法に徹底してこだわっています。
葉山にある「Sunny Side Kitchen」は、バーガーやステーキなど本場アメリカの肉料理をカジュアルに楽しめる人気店。店内では英語も飛び交い、地元の人から外国人まで、多くの客でにぎわいます。
オーナーシェフの小沢充さんは、都内や横浜の有名店で6年以上にわたり腕を磨いてきました。海外の料理番組や書籍からも学び、素材や調理法に徹底してこだわっています。
こちらの平日ランチは、週替わり。今回ご紹介する「タコス・デ・スアデロ(1980円税込)」は、メキシコの屋台で親しまれる“ストリートタコス”を、満足感たっぷりのアメリカ料理にアレンジした一皿です。
Tex-Mexと呼ばれるメキシコ風アメリカ料理のハードなトルティーヤとは違い、あえてトウモロコシではなく小麦粉を使い、“もっちり” ではなく、トウモロコシの“サクッと” した食感と、小麦粉の満足感のあるトルティーヤを目指しました。
ボリューミーな肉にも負けない存在感です。そこには小沢さんの試行錯誤がありました。
理想の食感を目指し、水分や粉の配合、寝かせ時間を変えながら試作を重ね、6度目で納得のトルティーヤに到達したといいます。
中に包まれるのは、牛の脇腹から脚にかけた部位「スアデロ」。クミン、オレガノ、シナモンなどのスパイスで香り高く煮込み、2日かけて仕上げた逸品です。凝縮した肉の旨みに、トルティーヤのやわらかさが絶妙にマッチ。食べ進めるほどに満足感が深まります。
3枚の特製タコスが並ぶプレートには2種のソース。トマトやハラペーニョを使ったピリ辛で赤い「サルサロハ」と、コリアンダーとニンニクが効いた緑の「サルサヴェルデ」、さらに北海道産の甘いコーンが添えられ、見た目も華やか。最後の一口まで楽しめる工夫が詰まっています。
1つ目と2つ目のタコスには赤と緑のそれぞれのソースでピリ辛やニンニクの風味を楽しみ、3枚目には両方のソースをたっぷり載せて味の変化を味わいました。途中でコーンを加えると、甘みが広がり、奥行きのある味わいに変化。満足感がとても高まりました。
「平日ランチは、自分が食べたいもの、作りたいものを形にしています」と語る小沢さん。修行時代に培った技術を活かし、毎週新たなメニューに挑戦。ここでしか味わえない、手の込んだ料理に通うファンが多いのは、納得です。
アメリカの肉料理の豊かさを、自由な発想と技術で表現する「Sunny Side Kitchen」。今週のランチも、本場の味わいとボリュームある食べごたえが待っています。
取材日 2025/5/3
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
Sunny Side Kitchen
住所 神奈川県三浦郡葉山町木古庭236-4
営業時間 平日11:30〜 14:00(L.O) 土日祝11:00〜15:00(L.O)
ディナー予約のみ18:00〜21:00(L.O)
定休日 月曜(祝日の際、火曜)
アクセス 横浜横須賀道路 横須賀インターから約1分
京急バス 逗子駅発衣笠行き/湘南国際村発汐入行き 池上住宅入口から徒歩10分(葉山インターサイドゴルフパーク横)
URL https://www.sunnysidekitchenhayama.com/
https://www.instagram.com/sunnysidekitchenhayama/
WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。
RECOMMEND
RANKING