800年以上の歴史を誇る横須賀市の寺院・浄楽寺で、新しい体験プログラムを提供し、お寺や周辺地域を盛り上げようと活動しているのが副住職の土川憲弥さんです。元々海の家やステーキハウスの経営など、飲食業界で活躍していましたが、その後、浄楽寺のご長女との結婚を機に仏教の道に入り、現在は浄楽寺の副住職として、寺院の新しい形を模索しています。
「手塚治虫の漫画『ブッダ』を読んで仏教に興味を持ちました。当時は経営者としてさまざまな苦しい経験もするなかで『万人共通のハッピーってあるんじゃないか』という思いが芽生え、仏教こそがその答えを持っているのではないかと考えるようになったんです」。