横須賀市ハイランドの「パン屋ザクロ」は、遠方からも客が訪れる人気店。
長時間発酵で仕込む本格フランスパンで挟む具材ギッシリのサンドイッチが評判です。
店名の由来は、庭に立っていた一本の柘榴の木だとか⁉︎
横須賀市ハイランドの「パン屋ザクロ」は、遠方からも客が訪れる人気店。
長時間発酵で仕込む本格フランスパンで挟む具材ギッシリのサンドイッチが評判です。
店名の由来は、庭に立っていた一本の柘榴の木だとか⁉︎
パン屋「ザクロ」は横須賀市ハイランドが誇る名店です。お客さんは地元のみならず遠方からひっきりなしに訪れます。
お目当ては高級志向のフランスパンたち。とくに人気なのが、「バジルチキンとカマンベールチーズのサンド」(695円)と「生ハムとゴルゴンゾーラとくるみとはちみつのバゲットサンド」(838円)です。
端から端までギッシリと具材が詰まっていることに驚かされます。なにより手にとってみると大きいんです。3人分でも十分かも?と感じる大きさです。
「パンは大きい方がおいしいんです」と店主の森田克巳さん。
「大きい分、パンの内側のやわらかい部分が増えます。すると水分量が保たれ風味が増すんです」
一緒にお店を切り盛りされている奥様の久美子さんが克巳さんの話を聞きつつ「開店当初から日に日に大きくなってしまい、今では容器に入らないサイズなんですよ(笑)」とオープン当初からの歴史を説明してくれました。
「おいしいほうがいいですからね」と克巳さん。
パン屋「ザクロ」の創業は2008年。
店主の森田克巳さんはご実家を建て替えるときに、1階をお店と工房にしました。
お店の内装の参考にしているのはフランスのパン屋さんだといいます。
「僕が目指しているのは高品質で本格的なフランスパンの文化を伝えることなんです。それは店舗デザインも含みます。数回ですがフランスに行き、パン屋を視察しました。商品を並べた時の色の配置が、とくに参考になりましたね」
店主の森田克巳さんが着ているTシャツは「ザクロ」のオリジナルです。
「建て直しをする前、この土地に柘榴(ザクロ)の木があったんですよ。店名はそこから取っています」と森田さん。
じつは「ザクロ」はフランスの製法と同じく長時間発酵をしていることで知られています。前の日から仕込み、翌日に焼くことで、消化に良く、豊かな風味の口当たりが軽いパンになります。
なにより重要となる天然酵母にも森田さんの思いが入っています。「天然酵母に柘榴を入れています。パンの味にはとくに影響しませんが象徴ですよね。この土地から生まれたパンであり、パン屋であることを現したいなと思って」
地元・ハイランドを想う森田さんの心がパン作りに込められていることがわかりました。
取材日 2025/10/2
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

パン屋ザクロ(Zacro)
住所 神奈川県横須賀市ハイランド1−5−2
電話番号 046-854-5885
営業時間 9:00~18:00
定休日 火・水曜日、第2・第4木曜日
アクセス 京急バス停「尻摺坂上」から7分
URL https://zacro-yokosuka.com/

Writerしゅんどう
三浦半島在住。「カピバラ写真展」をよこすかポートマーケット、ソレイユの丘などで開催し、自身はカピバラ紙粘土の造形、カピバラ絵本制作を行っている。

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