湘南食料株式会社の「手造りこんにゃく」(180~200円)は、国内産こんにゃく粉を100%使用しており個性が異なる4種類の味が並びます。三崎のお土産としてもおすすめなのが、三浦金田湾産のワカメをたっぷり使用した「わかめ」(180円)。
「特に茎の部分が入っていると、コリコリとした食感が楽しめるんです。全てに入っているわけじゃないので、くじの当たりみたいなものですね」と3代目店主・本田明さんは笑顔で勧めて下さいました。
ほかにも四国・吉野川産の香り豊かな「青のり」(200円)、プレミアム杵つき胡麻の風味が濃厚な「ごま」(200円)、ピリ辛食感がクセになる長野県・八幡屋礒五郎の「七味」(200円)があり、どれも素材選びにこだわったと言います。
例えば、七味は浅草の老舗などいくつも試した結果、八幡屋礒五郎のものが最も色鮮やかでおいしかったという理由で採用。青のりも複数の産地のものを比較検討し、現在の吉野川産に落ち着きました。
これらのこんにゃくはそのまま食べるほか、鍋や豚汁に入れても美味。あく抜きの必要もありません。
「とくに七味入りは豚汁にオススメ。鍋に入れると引き締まった食感になります」とおすすめの食べ方を教えてくれました。
実は、お酒が好きという本田さん。お酒に合うこんにゃくを聞いたところ「日本酒とごま入りこんにゃくと合わせるのがおすすめ」と、うれしそうに話してました。
4つの味以外では、柚子入りも検討したそうですが「良質な粉末を使おうとするとコストが高くなってしまう」とのことで、ラインアップから脱落。
それでも「まだあきらめてはいない」とのことで、いつか「柚子入り」手造りこんにゃくが登場する日が来るかも知れないとのこと。
新しいこんにゃく作りへの本田さんの野心は潰えることはなさそうです。
取材日 2025/02/27
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
湘南食料株式会社
住所 神奈川県三浦市東岡町1-18
電話番号 046-882-5380
営業時間 不定
定休日 水・日(夏季は日曜日も営業)
アクセス JR横須賀線「三崎口駅」からバスで「三崎東岡」下車徒歩2分
URL https://misakitokoroten.wixsite.com/tokoroten
Writerミノシマタカコ
フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。
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