店主・高山明さんの「好き」が詰まった海辺のカフェ「南風コーヒー」

Release2024.11.01

Update2024.11.01

カフェ

海が見える

コーヒー

三浦

店主・高山明さんの「好き」が詰まった 海辺のカフェ「南風コーヒー」

Release2024.11.01

Update2024.11.01

白と緑と海。大瀧詠一のレコードジャケットから飛び出してきたような「南風コーヒー」

横須賀の海を見渡せる場所に佇む「南風コーヒー」。

店内に一歩足を踏み入れると、まるで大瀧詠一のレコードジャケットの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。大滝詠一は20世紀のJ-POPを代表するアーティストの一人で、夏をイメージするレコードジャケットが印象的。柔らかな日差しが差し込む店内には、夏の情緒あふれる空間が広がっています。

このノスタルジックで居心地の良い空間は、店主の高山明さんが淹れるおいしいコーヒーとの相性が抜群です。

サラリーマン時代から修行。こだわりのコーヒー

一杯一杯、丁寧に淹れられたコーヒーは、まさに高山さんの心と技が込められた一品。

豆の焙煎は横須賀市内にある「宍戸珈琲」へ依頼。看板メニューの「南風ブレンド」(580円)は、高山さんの好みに合わせて焙煎してもらっています。一つの農場で栽培された豆で提供する「シングルオリジン」(580円)も「状態の良いもの、品質の良いもの」にこだわり、複数種類を選んでいるそうです。

シングルオリジンを何種類も用意しているのは「お客様の好みに近いものをお出しします」というスタンスを大切にしているから。コーヒーに対する謙虚な姿勢と、お客様一人一人に寄り添うサービスが、南風コーヒーの魅力の一つなのです。

高山さんの愛するものが詰まったお店で非日常の1杯を

開業前のサラリーマン時代からお気に入りのお店へ通い、本格的なコーヒーの淹れ方を学んでいた高山さん。

「仕事を終えた後に、約1年間、葉山にある予約制のお店で教えてもらいました」。

そこで学んだ技術を基礎に、さらに自分なりのスタイルを確立していったそうです。

「南風コーヒー」をオープンしたのは今から10年前のこと。「海が見える場所でカフェをやりたい」という思いを胸に、脱サラして夢を叶えました。

「横須賀は出身地なんです。知り合いも多いし土地勘もある。カフェをやるなら、やっぱり海の見えるところでやりたいなと思って」と高山さん。地元への愛着と、海を眺めながらコーヒーを楽しむ理想の空間を作り上げました。

もう一つ強い印象に残ったのが、「横浜F・マリノス」アイテムが豊富なこと。どちらも高山さんが愛するものなのだとか。

高山さんの「好き」に囲まれながら、海辺らしい色彩と音楽で包まれた空間で頂くコーヒー。非日常に浸れる瞬間です。

取材日 2024/09/30

入口ではマリノスカラーのだるまがお出迎え。

入口付近の席は横須賀の海を見ながらコーヒーを楽しめる特等席。

人気女性ボーカルグループのMVにも登場する店舗

Writerミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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